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静岡県藤枝市。中世の山城、岡部氏の居城「朝日山城」の跡を出来るだけ詳しくレポートします!

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(この記事の最終更新日は、2020年3月10日です。)

こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar

今日は、静岡県の名所紹介シリーズ(行ってみた)です。今回訪ねたのは、、、

静岡県藤枝市にある、朝日山城というお城の跡。
お城跡と言っても、バーンと天守閣があるわけではなく、今は神社になっています。

古い遺構は、ごくわずかしか残っていないようですが。。。さて、何が見つかるか楽しみです!

子ども猫
子ども猫

なんだろう。。この微妙な感じは。。

山猫
山猫

いや。そんなことないよ!天守閣があるお城の方が珍しいぐらいなのだ!

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朝日山城とは?

朝日山城は、有名なお城ではないため、残っている資料も多くはありません。

とりあえず、wikiから一部を引用させてもらう事にします。

駿州西部、藤枝市(旧岡部町域を含む)・焼津市などが広がる志太平野の北西部に立地する、標高204メートルの独立丘「潮山」北端の支峰「牛伏山」(朝日山、標高約110メートル)山上に所在する。

尾根筋に複数の曲輪が連なる連郭式山城で、現在、
「朝日稲荷神社」
が鎮座する牛伏山頂上には一ノ曲輪から三ノ曲輪の平坦面や土塁が残る。
神社から東方に向かう尾根筋上には「南曲輪」と呼ばれる平坦地があり、東に志太平野を一望できる展望台となっている。
また、この尾根筋の北側斜面には、「竪堀」とされる大規模な谷地形があり、神社および城跡への登山口となっている。
この谷地形については、尾根頂部を分断していないため、竪堀ではなく自然地形とする意見もある。

 

この城を作ったのは、この地方を支配していた、岡部氏らしいのですが・・・
詳細な発掘調査が行われていないため、築城、廃城共に正確な年月日は不明との事。

しかし、1588年(天正16年)4月に岡部氏が、主君の徳川氏(徳川家康)と共に、関東に移動している事から、この時期に廃城となったと考えるのが自然だと言う説が有力です。

朝日山城への行き方


朝日山城は、国道一号線(バイパス)と、新東名高速道路の、藤枝岡部ICの間。ちょうど、国道からの取り付け道路が横を走っています。

但し、新東名から来る場合も、国道一号線バイパスから来る場合も、高速の取り付け道路を通ってしまうと、朝日山城を通り過ぎてしまう事に。。

新東名から来る場合も、国道一号線バイパスから来る場合もとにかく側道を目指します。

無事に側道を走っていくと、青い簡易トイレがある駐車場があります。
(簡易トイレですからいつかなくなっちゃうかもしれませんが。。)

右側の盛り土の上を走っているのが、高速ICの取り付け道路。
盛り土の下が側道になります。駐車場には大きな看板が出ていないのですが、よく見ると、朝日山城の小さな看板がありますよ!

では、朝日山城跡の散策を始めましょう!

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朝日山城跡に行ってみた!(散策レポート)

では、さっそく駐車場からスタートです。
今回の散策のルートは以下の通り(と言っても最初から決まっていたわけではなく、後から通ったルートを赤線で表示したものです。)

現代の地図に表示しても、いまいちわからなかったので、現地の案内板に会った、復元図に行程を記載してみました。

この図を見ると、立派な山城があった感じですが、今は何が残っているのか楽しみ?です!

早速(0)番の駐車場からスタートしましょう。

(0) 朝日山城跡駐車場

駐車スペースは、普通車5台。大型車1台くらい。

山猫が訪れたのは、天気の良い土曜日の午後。それなのに、止まっている車は私の車だけ。。

まああまり有名なお城ではないので仕方がないのかな。。。
ちょっと寂しい感じはします。(ちなみに、今回朝日山城跡をウロウロしたのですが、最初から最後まで誰にも会いませんでした。)

子ども猫
子ども猫

古いお城に興味のある人って多くないのかな?

駐車場には、案内の看板(結構ちゃんとしています。)があります。
富士見展望と書かれていますので、富士山が見えるのかな?

駐車場の奥には、ビオトープがありました。

ホタルが住んでいるみたいです。このあたりは夜は真っ暗なので、ホタルにとっては環境はよさそうです!

では、駐車場の探訪はこれくらいにして登っていくことにしましょう。

(1) 朝日山城入り口

朝日山城の入り口は、駐車場からちょっとだけ北(新東名インターチェンジ方向)に歩いて行ったところにあります。

「展望台」の看板が見えますね。

この坂を登っていくと、、、

鳥居が見えてきます。「朝日山城跡」の大きな看板も見えますね!でも、写真左側には、展望台は左、駐車場は右と書いてあって、城跡の事は触れられていません。。

一瞬どこに向かえばよいか迷う場所です。(この時は、展望台と城跡が同じ場所にあると思っていました。)

よくわからないけど、とりあえず、神社の方に向かってみようと思って鳥居をくぐって進みます。

(2)朝日稲荷神社への道

鳥居をくぐった跡は、ひたすら階段を上っていきます。

途中に怪しげな遊歩道の入り口が、、確かにトラロープで誘導しているようですが、何処にたどり着くのか、分からないので取り合えずパスします。

続いて、空堀の跡。堀というか、谷ですねこれは。。

山がえぐられているのですが、本当に人間が削ったものなのか、それとも自然地形なのか、山猫には判断が出来ませんでした。

もし、人工の堀だとしたら、これだけ掘るのは大変だっただろうなと思います。

ではどんどん登っていきましょう。

階段は、ちゃんと整備してあって、道幅も十分あってとても安全な道です。
今は3月なので雑草も少ないけど、夏はどうなんでしょうね?

延々と階段を上っていくと、、

神社と、鳥居が見えてきました。この辺りが、旧朝日山城の「三ノ曲輪」の入り口にあたるはずです。
では、次は朝日山城の一ノ曲輪から三ノ曲輪を探索してみましょう。

ちなみに、曲輪(くるわ)とは「城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域の名称」だそうです。郭(くるわ)とも書く事もあるそうです。

城めぐりのプロの方には当たり前の用語なのだろうと思いますが、山猫は初めて聞く言葉でした。

(3) 朝日稲荷神社と、曲輪の探検

とりあえず神社にお参りして、お邪魔する事をご報告しておきます。

お稲荷様への、ご挨拶が終わったら、さっそく境内の裏にある、一ノ曲輪に行ってみる事に。。

右に行くと、一ノ曲輪。左はまた遊歩道の看板。とりあえず右の方に進んでいきます。

右に歩いていくと、一ノ曲輪の看板。説明書きもありますね。
看板は大きいのですが、特に残っているものはないようです。

土塁と書かれた立札はあります。
確かに、一ノ曲輪の周りが少し盛り上がっている気がしますね。

土塁の向こう側はかなりの急傾斜になっていますから、やはり、人工の構造物なんだろうなと思います。

位置関係が正確に分からなかったのですが、神社の奥に広がっている平坦な場所が、一ノ曲輪。
神社のある当たりが、二ノ曲輪。神社の入り口があったあたりが、三ノ曲輪だろうと想像しました。
(間違えていたらすいません。。多分神社を作る時に、古い構造物はだいぶ壊してしまったのではないかと想像)

では、そろそろ一ノ曲輪を後にして、先ほど「遊歩道」と書いてあった方に行っています。

三ノ曲輪のあたりに東屋がありました。

城の入り口にあった地図と同じタッチですが、角度が違う!
なかなか芸が細かいですね。
これを見ると、朝日山城の下に、岡部氏の住居があったようです。
そして、南の池のほとりに、潮城と呼ばれる城があったようですね!

では次に、南曲輪の方に向かってみます。(遊歩道をそのまま歩いていきます。)

あれ?ゲートで閉じられている??あとから考えると、これは下から上がってくる車を止めるためのゲートなのかな?
と思ったのですが、この時は、この先はいかない方がいいのかな?
と思ってしまいました。

ちょうど前に見えている道の両側が崖になっていて、稜線を進んでいくように見えますから、ここが、三ノ曲輪の南曲輪を結んでいる通路だと推定。

南曲輪のあたりは茶畑が広がっていて、私有地感MAXだったので、元来た道を引き返して、山を下りる事にしました。

(4)展望台への道

山の下の鳥居まで戻ってきたときに、、そういえば、「展望台」ってどこにあるんだ??と思って、看板の先を見てみると、、

なにやら赤い階段が!これが展望台への入り口なのでしょうか?
と思って行ってみたら、、赤い階段はお墓への入り口。
眺めはよさそうですが、ここが展望台ではありません。
階段の脇に道が伸びていました。

細いけれどしっかり整備された道なので、安心して歩く事が出来ます。

すぐに着くかと思っていたのですが、以外と距離があります。
その前の神社の山登りの跡なので、早くもお疲れモードの山猫です。。

長い階段を上っていくと、、やっと展望台が見えてきました。

左に行くと展望台。右に行くと城跡。
場所的に考えると、右側を歩いていくと、南曲輪に行けそうな感じです。
(山猫はすでにお疲れモードの為、展望台を目指します。)

(5) 展望台

やっと着きました。これは眺めが期待できそうです!

展望台からは、志太平野が一望できます。
遠くに海が見えますね!その先に伊豆半島も見えています。

本当はこの方角に富士山が見えるはずなのですが、この日は春の霞と雲に邪魔されて富士山を見る事は出来ませんでした。

この展望台の周りには、何本かのソメイヨシノが植わっています。

この展望台でお花見というのも悪くないなあ!!

展望台から、朝日山城方向を望みます。
前方のこんもりした山が朝日山城跡。標高は110mという事でちょっとした登山ですね。。

昔の人はこのくらいの高さは何とも思わなかったのかな?

展望台から降りていきます この道はさりげなく、分技していて、左に行くと駐車場なのですが、右側の通路の方が目立っていますね。

この山は、お茶やミカンが植えられていますから、農業用の通路も走っていて、気を抜くと違う道に入ってしまいそうです。

という事で、駐車場に戻ってきました。今回は、メインルートを中心に歩いたのですが、途中何回も「遊歩道」という魅力的な看板が、、
今回は、迷ったらいけないと思っていかなかったのですが、何本か走っている遊歩道を歩くのも面白そうです。

まとめ

今回は、静岡県藤枝市仮宿にある、朝日山城の跡を散策しました。

お城跡としては、残っているものが少なく、看板が無ければここにお城があった!
というのも分からない状況ですが、散策路としてはよく整備されていますし、駐車場もしっかりしています。

展望台からの眺めもとても良いですから、ちょっとしたウォーキングにも良さそうな感じですね。

ただ、ちょっと人の気配がないのが逆に心配な所。
一人で行くのは避けた方が良いかもしれません。(特に女性の方は。。)

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

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