こんにちは!山猫のネットショップ開業講座 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
ネットショップを運営していると、避けては通れないのが「プリンターのインク」問題。。
最近は、メーカーも大量印刷が出来る詰め替えタンクのモデルを出してきて少しずつ風向きが代わってきてはいますが、今でも主流なのは、カートリッジ方式ですよね。。
うちで使っているプリンターもカートリッジ方式だよね。
山猫がネットショップ用としてメインで使っているプリンターは、エプソンのPX-105 という、4色顔料 カートリッジ式のプリンターです。
このプリンター性能上に不満はないのだけど、とにかく、あっという間にカートリッジが空になって交換が必要になってしまうのです。
今回は・・・ネットショップのコスト削減!の一環。プリンターのインクコストを極限まで下げる方法について解説します。
1セットのインクカートリッジでどれくらい印刷できるの?
新品で買ってきたインクカートリッジ。
何枚ぐらい印刷出来るのかしら?
インクカートリッジの大きさは、型番によって様々だから、一概には言えないのだ。
あと、印刷する内容によっても印刷可能枚数は変わって来るよ。。
ちなみに、山猫が使っているエプソンのプリンター PX-105(インクはIC69)に関しては、互換インクメーカーのインク革命さんが実験をしています。。
実験に使ったのは、文字とイラストが組み合わされたチラシ。Wordで説明書やご案内チラシを作ったようなイメージです。
ひたすらこの文書を印刷すると・・・純正インクの場合 347枚の印刷が出来ました。
もちろん!写真のように塗りつぶしが多い印刷を多用すると、もっともっと早くインクが無くなるし、印刷する文字が少なくて、ほとんど「白」い紙のままの場合は、もっとたくさん印刷できるよ!
まあ、基準が無いと話が進まないので、
IC69 カートリッジ(4色)1セット = 350枚 印刷できる!
と仮定して話を進めます。
ネットショップで1年間に消費するカートリッジの数
ネットショップってどのくらい印刷するのかな?
ほんと店によって違うので、何とも言えないのだけど、
山猫のお店の場合は、1か月500枚~1000枚くらいは印刷しているなあ。
もちろん・・・注文がどんどん入っているショップや、シールや説明書などをバリバリ印刷するショップの場合、印刷枚数はもっともっと多くなります。
ここでは、仮定に仮定を重ねて・・
1か月の印刷枚数を「500枚」として計算します。
1か月500枚という事は、一年で6000枚という事だね!
では、6000枚の印刷にどのくらいの数のインクカートリッジが必要かと言うと。。
エプソンのIC69 を使ったプリンターの場合・・・
6000 ÷ 350 = 約17セット!
という事になります!
結構沢山使っているんだなあ。。
では次章では、17セットのインクカートリッジの購入費用を考えてみましょう!
インクカートリッジ。。1年間でいくらかかる?
Type1:純正インクカートリッジを使った場合。。
エプソンの純正カートリッジ「IC4CL69 4色パック」の販売価格は・・・
3716円(税込み)(2021年5月 Amazon 価格)
17セット購入すると・・・
3716円×17セット = 63,172 円
なんと、純正カートリッジを買い続けると、インク代だけで6万円を超える事がわかりました!!
思った以上にインク代がかかる事がわかるよね。。
では、次の章からは、純正以外のインク(互換インクや詰め替えインク)を使用した場合、どの程度インク代が節約できるかを見ていきます。
Type2:互換インクカートリッジを使った場合(インク革命)。。
実は互換インクを製造しているメーカーは、それこそ星の数ほどあります。。その中には冗談のように安いインクを販売している会社もあるのですが、、、
格安の互換インクメーカーには問題がある所も少なくありません。。
この項でご紹介する「インク革命」さんは、互換インクメーカー界では、高級インクで通っているメーカーさんです。
私も使っていた時期があるよ。
トラブルが起きた事は一度もないな。。
では、そんな高信頼、高性能な互換インクメーカー「インク革命」さんで、
IC69互換のインクを購入した場合、いくらになるのでしょうか?
エプソン IC69 4色パックの互換インクは・・・
2279円(税込み)(2021年5月 直販 価格)
17セット購入すると・・・
3716円×17セット = 38,743 円
純正インクに比べるとだいぶ安くなりましたね!
実はまとめ買いをするともうちょっと安くなるんだよ。。
では次を見ていきましょう!
Type3:互換インクカートリッジを使った場合(チップス)。。
かなり低価格なのに、あまり悪い噂を聞かないのが、インクのチップスさん。
私もかなり長い間使っているのだけど、トラブルが起きた事は無いのだ。。
では、そんな格安なのに、信頼性の高い インクのチップスさんでIC69互換インクを購入すると。。。
2279円(税込み)(2021年5月 直販 価格)
17セット購入すると・・・
1000円×17セット = 17,000 円
なんだか。。ものすごい差だね。
これだけ価格に差があるんだ。。
チップスさんのインクは、ほんと安いよね。。
Type4:詰め替えインクカートリッジを使った場合(ベルカラー)。。
最後にご紹介するのが、詰め替えインクのベルカラー
実は、インクの詰め替えというのは2つの種類があります。
- 使い終わった純正のカートリッジにインクを注入して使う
- 詰め替えインク専用のカートリッジを使用する
どちらが良いかは一概に言えないですね。。純正のカートリッジに詰め替えインクが入れやすいかどうかという問題もありますしね!
ちなみに、山猫が愛用しているベルカラーさんの場合・・・
IC69カートリッジの場合、詰め替えインク専用のカートリッジが準備されています。
詰め替えインク専用カートリッジは何回でも使用することが出来るので・・・インクの価格の計算は、「インクのみ」 で計算することにします。
ベルカラーのIC69対応の4色インクを購入すると・・・
各色30ml 入るタンクが・・・2320円(税込み)(2021年5月 Amazon 価格)
で販売されています。
IC69インクカートリッジの中にどのくらいのインクが入るのかは正確には分からないのですが、、大体5ml ~7ml くらいなので、この30ml タンクセットで、5回ぐらいインクを補充できる事になります。
この記事では 5セット分で計算するよ!
つまり 2320円で5セットですから・・・464円/1セット となります!
17セット購入すると・・・
464円×17セット = 7,888 円
という結果になりました!ただ、IC69の詰め替え専用インクカートリッジの価格が2000円程度かかりますので・・・最初の1年に掛かる費用は・・・約1万円と言う事になります。
これは強烈な安さだね!
でも詰め替えインクって大丈夫なの?
実は詰め替えインクにあまりいいイメージを持っていなかったのだ。。
でも、使ってみたら、ランニングコストは激安だし、トラブルも起こらないしで、何の問題もなく使えているのだ。
※ もちろん、製品の個体差がある可能性は捨てきれません。。何と言っても激安ですからね。。
と言うわけで価格まとめです。。
Type1~Type4 価格まとめ
1年間に発生するインク代(エプソン IC69カートリッジ 毎月500枚印刷)
- 純正インク・・・63,172 円
- インク革命(互換)・・・38,743 円
- インクのチップス(互換)・・・ 17,000 円
- ベルカラー(詰め替え)・・・10,000 円
やっぱり詰め替えインクって安いんだなあ。
もちろん、純正インクを使えれば、使った方が良いのだけど・・・少しでもコストを抑えたかったら、リスクを承知で、
互換インクや詰め替えインクを使うのも手なんだよ。。
詰め替えインクが安いのはわかったわ。。
でも、詰め替えインクってなんだか難しそう。。
では、次に、詰め替えインク(ベルカラー)の使い方を解説していきます。
そうそう!忘れてたんだけど、山猫がネットショップ用におすすめしている、PX-105は、全色顔料インクなんだ。
顔料インクは、ちょっと水が触れてもにじまないので、
発送伝票や、商品ラベルに向いているインクなんだよ。
互換インクの中には、IC69互換なのに、「染料」の物もあるから気を付けてね!
ベルカラーの詰め替えインクを使ってみた!
ちょうど、自分が使っているプリンターのインクと、カートリッジを新調したので、しっかりとレビューをしていきますよ!
セットで購入すると・・・インクとカートリッジ(空のカートリッジです。)が4色分付いてきます。
このカートリッジ面白くて、インクを使い切った後に、取り出すと、ICチップ内のカウンターが自動的にクリアされるのだ。
だからリセッターはいらないんだよ。
さて、今回は、他社のインクから、ベルカラー製のインクに切り替えてみたいと思います。
実は前回の記事で解説した通り・・
【体験談】インク詰まりと、互換インクとの関係。ある仮説を立ててみた。【インクジェットプリンター】
違うメーカーのインクがヘッドの中で混ざると、インクが固まりやすい傾向があるので、一回、洗浄カートリッジに切り替えます。(この作業は、インクメーカーを変える時の身発生します。)
一旦、洗浄カートリッジに付け替えました。この状態でカラーパターンを印刷すると・・
最初はインクが出てくるけれど、徐々に色が薄くなってきます。インクが完全に抜けると真っ白になるのですが、そこまでやるかどうかは意見の分かれる所。まあほどほどやれば良いのでは?
では次に、空のインクカートリッジにインクを補充していきます。さすが補充専用のカートリッジなので、簡単にインクを流し込めますよ。
穴の中にインクタンクのノズルを差し込んで、8分目になるまで入れます。
補充が終わったら、プリンターにセット!
特に普通の互換インクと使い勝手は変わりません!
これなら私でもできそう!
まあ、注意点もあるわけですが。。。
- インクの補充(2回目以降)は、インクの残量が無くなったとプリンターが言ってから行う。途中で補充しても、ICチップがリセットされない。
- インクボトルは立てた状態+密封式のチャック袋(ジップロック)に入れて保管。インクボトルの密閉が甘く・・・すこーしずつ揮発して、底の方でインクがどろどろになったという体験談あり。。
実はインクが完全になくなってからしか補充出来ないのが不便。
印刷中にインクが無くなると、最後の一枚は途中までしか印刷されないのだ。。。
なるほどねー使い勝手の面で、注意事項があるのか。。
でも安さには代えられないよね。。
まとめ
今回は、ネットショップでカートリッジ式のインクジェットプリンターを使う場合、インク代を出来るだけ安く抑える方法というテーマでお話しました。
詰め替えインクを使うと、インク代は1/6~1/10くらいになっちゃったね。。この差は大きいなあ。。
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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