こんにちは!山猫のネットショップ開業講座 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
このブログでは、ネットショップ運営に適したプリンターとして、エプソンの「PX-105」というプリンターをお勧めしています。
このプリンターがなぜネットショップ用としておすすめなのかは以下の記事で書いていますので、ご興味がありましたらぜひ・・
ネットショップの送り状印刷ーヤマト運輸B2クラウドに向いているプリンターを考える~その4~
【2021年】ネットショップで使う「プリンター」あえて「後方給紙」のPX-105を使う。
ただ・・PX-105に限らず、インクジェットプリンターって、ちょっと使わないで置いておくと、プリンターヘッドの中のインクが固まって、うまく色が出なくなってしまうというトラブルが起こりやすいのです。
PX-105が特別インク詰まりしやすいとは思わないけど、、全色顔料のためか、定期的に使っていないとインク詰まりしやすい感じはするよ。。
今回は、かなり頑固にインク詰まりをしてしまい、さらにローラーにもインクが付いちゃって、もうどうしようもなくなったPX-105の修復を試してみます。
しばらく使わずに置いといたら、インクが出なくなっちゃった。。なんとかなると良いのだけど。。
インク詰まりの修復作業
普通、インクが詰まったらヘッドクリーニングをするんじゃないの?
確かに、軽いインク詰まりだったら、ヘッドクリーニングで直る場合もあるけど、手ごわいインク詰まりの場合、いくらヘッドクリーニングをしても、インクが減るばっかりで効果が無い場合が多いのだ。
インクジェットでインクが詰まった時に、まず試すのは「ヘッドクリーニング」ですよね!強制的にインクを吹き出させて、その圧力でインク詰まりを解消するという方法です。
確かに、この方法で上手くいく場合もあるのですが・・・長期間使っていなかったり、インクがなくなったまま放置したときに発生する手ごわいインク詰まりには効果が無い事がほとんど。
ひたすら、インクを消費して、結果インク詰まりが治らないという事も珍しくないのです。
さて、今回お預かりしたPX-105 話を聞くと、かなり使い込んでいたのだけど、だんだんインク詰まりが酷くなって、ある時から放置していた物だそう。。これは手ごわそうです。
その1:とりあえず、テストパターンを印刷させてみた。
エプソンプリンターのノズルの状況を確認するのなら、ノズルチェックパターンで確認するのが王道。早速やってみました。
なんだか良くわからないけど、どう出るのが正解なの?
正しく印刷されるとこんな感じになるよ。
さて、今回お預かりしたプリンター。。ノズルは詰まっているし、下に印刷されるべき文字は印刷されない。さらに、右側にはローラーの汚れがびっしり。。
こりゃ手ごわい。ヘッドクリーニングなんてしても全く効果が無かったよ。。
その2:プリンターヘッドの洗浄液を試してみた
実は、完全に固着したプリンターヘッドの場合、ヘッドを取り外して、アルコールやお湯を注射器で押し込む方法もあるのですが、、今回は、ヘッドを取り外さなくても出来る、カートリッジタイプの洗浄液を試してみました!
ちなみに今回使用した洗浄液がこちら!こまもの本舗さんが発売している洗浄カートリッジです。
カートリッジタイプの洗浄液は、いくつかの会社から発売されているのですが、山猫が良く使うのが、「こまもの本舗」「チップス」の二社。正直どちらも良く効くのでどちらかが良いというのは無いです。
使い方は簡単!インクが入っているカートリッジを、洗浄カートリッジに交換するだけ!このカートリッジの中には、洗浄剤が入っているので、後はこの洗浄剤をプリンタヘッドに行き渡らせるだけです。
どうやって行き渡らせるのがいいのかな?
いくつか方法があるのだけど、山猫が良く使うのが、テストパターンを印刷する方法!
こまもの本舗さんのHPからいろいろなプリンターにあった、テスト用紙がダウンロードできます。
洗浄液をセットして、テストパターンを印刷すると、、最初はヘッドに残っていたインクが噴出されるので、しっかり色が着くのですが、そのうち洗浄液(洗浄液は無色)が混ざってきて、色が薄くなっていきます。
ある程度薄くなったら、最後にヘッドクリーニングを1回やって、そのまま放置・・・
放置の時間はどのくらいがいいのかな?
一応マニュアルには放置の時間は2時間と書いてあるのですが、多少長くても問題になることはありません。徐々に洗浄液が固着したインクを溶かしていくので、手ごわそうだな。。と思ったら一晩つけ置きしても良いと思います。
その3:洗浄カートリッジの取り外し→インクカートリッジの取り付け
2時間経過したら、もう一度ヘッドクリーニングをして、その後、インクカートリッジに付け替えます。
純正インクを使えたら良いのですが、高くて手が出ないので、山猫はいつも互換インクを使っています。(互換インクの使用をお勧めしているわけではありません。)
いろいろな互換インクを使ってきた山猫の一押しは、「チップス製の顔料インク」
極めて、インク詰まりが起きにくい、それでいて、めちゃめちゃ安いとても良いインクです。
では本題に戻ると・・・通常にインクカートリッジに交換したら、またもやヘッドクリーニング。今度は洗浄液を押し流して、通常のインクが出力するようにします。
この状態でテストパターンを印刷すると・・・
完璧に印刷されました。ヘッドのパターンも抜けなく出ているし、パターンの下に印字される文字も完璧に印刷されています。
PX-105のテストパターン印刷は、今まで印刷した枚数が表示されるのですが、このプリンター、4万枚近く印刷してきたみたいですね。。PX-105の耐用印刷枚数は5万枚なので、かなり限界まで使ってきたことがわかりました。
普通のインクジェットプリンターは寿命が1万枚と言われているので、耐用印刷枚数5万枚のPX-105はそれだけですごいタフって事なんだよね!
というわけで、今回は洗浄液を使って、見事にインク詰まりを解消しました!
ついでにローラーのお掃除を・・・
最初にテストパターンを印刷した時に、右側にべっとりと印刷されていたローラー汚れ。。 最後にテストパターンを印刷するときには綺麗になっていたのに気が付いたでしょうか?
実は、洗浄液に漬け込んでいる最中に、ローラーのクリーニングを行っていたのです。
使用したアイテムがこれ!
特殊な糊がついた紙を通すだけで、ローラーの汚れを取ってくれる優れものです。
プリンターのユーティリテイ―で、印刷しないで紙を通すという機能がある場合が多いのだ。そんな機能ないよ!って場合は、白紙のWordファイルを印刷しちゃえばOKだよ!
そしてローラークリーナーを通した結果がこちら。。
ローラーの汚れがべっとりとついています。なんどかクリーニングシートを通すことで、ローラーの汚れはだいぶ目立たなくなりました!!
このクリーニングシート。
価格も高くないので、愛用しているよ!
まとめ
今回は、インクジェットプリンターの宿命とも言える、インク詰まりを、洗浄液を使用して、解消するというお話でした。
もちろん、もっと強固に固着してしまった場合、洗浄液のカートリッジでも歯が立たない場合もあります。
でも、今までの経験上、洗浄液カートリッジが抜群の効果を発揮したケースの方が多いのです。
インク詰まっちゃって、買い替えなきゃ!ってなった時に、洗浄液を試す価値あるよね!
この記事でご紹介した洗浄液は、PX-105で使用する、IC69というインク用の物ですが、各インクカートリッジに対応した洗浄液が販売されていますので、自分のプリンターにあった洗浄液カートリッジを探してみると良いと思います!
~今回ご紹介した商品はこちら~
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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