こんにちは!山猫のネットショップ開業講座 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日は、ネットショップ(通販サイト)で使うプリンターの選び方みたいだけど、、前と言っていることが違わないかな?
いやー。ネットショップのオーナーを長々とやってきたのに、こんな事に気が付かないなんて・・・
今日の話題は、ネットショップ(通販サイト)運営で使うプリンターについて。。
ネットショップを運営すると、プリンターを使う機会がほんとに多い。納品書や請求書。ちょっとした写真や、チラシ、商品説明、封筒やハガキ、宛名シール・・・いろいろな種類の紙に印刷する機会があります。
だから、パソコンとプリンターが必須という所までは、確実な話!
問題は、過去に一度ネットショップで使うプリンターのおすすめ品の記事を書いている事なのです。
前回書いた記事のおさらい
この記事の内容をまとめると・・・ネットショップに向いているプリンターは以下の項目に注意して選ぼう!と言ったのですが。。
- インクジェット
- カラー(4色)
- 複合機(スキャナー付き)
- A4(両面印刷)
- エプソン、キャノン、ブラザーのどれか
この内容のどこに問題があるのかな?
間違いではないよ。。私のお店でもこの方針でずっとやってきたからね!でもね。最近、ちょっと待てよ!!って思うようになったのだ。
発端は、シールのプリントミスが多いという事に気が付いた事。
ネットショップをやっていると、いろいろな種類の紙に印刷をします。
最近のプリンターはとても良く出来ていて、普通のコピー用紙で印刷ミスをする可能性はかなり低い(紙によって相性の良し悪しはあるのだけど)
でも、A-ONEのラベルシールや、ヤマト運輸の宛名シール(業務用)を印刷させると失敗するプリンター。。結構多いのです。
私が使っていた、インクジェット複合機も、シールを印刷すると、二枚まとめて印刷(当然下の紙は何も印字されない)とか、紙がズレて、シールからはみ出て使えなかったりという事が頻繁に起こっていました。
一枚づつ給紙すれば、大丈夫だったりしたので、工夫して使っていたよ。
なんとか使えていたので、良い事にしていたのだけど・・・
最近シールを印刷する機会が増えて、これ、なんとかしないとだめだろ??って思うようになったのです。
前面給紙カセットに1枚シールをセットして、印刷する・・・を繰り返すのは時間の無駄だし、カセットは痛むし
なんとかしないと。。。
結局の所、「前面給紙」に問題があるのでは?
前面給紙って何?
インクジェットプリンターには、前面給紙と背面給紙の2種類があるのだ。
背面給紙のプリンター
プリンターの後ろに紙を立てかけるようにセットするタイプだね。
ひと昔前のインクジェットプリンターは、背面給紙が主流。プリンターの後ろに斜めにセットされた用紙がプリンターの中に吸い込まれて印字されて、前面から出てくるという形式です。
昔は、みんな当たり前のようにこの形式のプリンターを使っていたね。
しかし、いつの頃からか、背面給紙のプリンターはどんどん少なくなって、前面給紙のプリンターばかりになってしまったのです。
前面給紙のプリンター
プリンターの前に差し込むカセットに用紙をセットするのが、前面給紙タイプのプリンター
うちにあるのもこのタイプだね!
前面給紙のプリンターは・・・
- 場所を取らない(後方給紙の場合 プリンターの後ろと上に空間が必要)
- スキャナーとプリンターの複合機の場合、背面給紙用のスロットが置きにくい(頑張って背面給紙にすると、どうしてもサイズが大きくなっちゃう。)
- 背面給紙に比べて、大量の用紙をセット可能。
- 自動両面印刷が出来ちゃう機種も(後方給紙でも出来る機種あるのかな?)
という事で、背面給紙に比べてメリットいっぱい!世の中から一気に背面給紙が減って、前面給紙になったのもうなずけます。
このブログを書いている山猫も・・・
前面給紙 かっこいい!しかもスキャナーついてる!!
これからは、前面給紙だね!
という事で、ある時から前面給紙プリンターを使うようになりました。
お店で売ってるプリンターがほとんど前面給紙になっちゃったから選択肢がなくなっちゃったんだけどね。。
前面給紙方式の問題点
前面給紙方式の最大の問題点は・・・紙送りの機構が背面給紙に比べて圧倒的に複雑な事。
背面給紙の場合、紙は後ろから前へ一方通行に動くけど、前面給紙の場合、一旦後ろに引き出して、ぐるっと回して前面に排出するのだ。
しかも、背面給紙で紙が動く方向は、どちらかと言えば上から下。
それに対して、前面給紙の場合、一番下にあるスロットから紙を上に引き出して印刷する必要があるのです。
つまり、重力に逆らわなくてはいけないという事だ。
もちろん、プリンタメーカーも頑張って開発をしているので、普通のコピー用紙であれば、問題なくプリントできるのですが、、、シールなどの特殊な紙はなかなか難しいのではと山猫は考えています。
シールは、プリンターの中でぐるっと回すときに剥がれてしまう可能性もあるよね。
そうなのだ。一度派手に詰まってローラーにシールが着いちゃって大変な事になったよ。
もちろん、前面給紙のプリンターがすべてダメというわけではないのです。山猫が今まで使ってきた前面給紙のプリンターでトラブルが多いというだけです。
シールメーカーのA-ONEも
プリンタとの相性があるって書いてあるもんね。
前面給紙は便利だし、スキャナーもつけたいしと思っていたのだけど、シール印刷のロスが大きいので、改めて考える事にしたのだ。
背面印刷のプリンターを使ってみた。
もし、背面給紙のプリンターを使う事で、確実にシールや封筒の印刷が出来るのなら、使ってみようかなと思っていろいろ探したのですが、、
業務に使えそうな背面給紙のプリンターはほとんどありませんでした。
いくら背面給紙でも、インク代が高くてランニングコストが高いのは、使いたくなかったのだ。
そんな中選んだのが、この機種。。
エプソンのビジネスインクジェットプリンター PX-105を購入してみた。
エプソンのPX-105です。
4色の独立インクを使用する、超シンプルな背面給紙のインクジェットプリンターです。
もちろんスキャナーはなし!でも確実にシールや封筒のプリントが出来るのだったら、これでも良いかと思って購入してみました。
ビジネス用なので、全色顔料インクだし、実売価格も6000円~7000円くらいとかなり安かったのもポイントだったよ。
最悪、シール印刷専用機になれば良いと思って購入したのですが・・・
PX-105 シール印刷失敗なし!(合計100枚)
PX-105を購入してまず試したのが、商品のラベルシール。大量に必要なので、ジャンジャン印刷させてみました。
シールは10枚単位で印刷。もちろん後部のスロットにシール用紙を入れて連続印刷です。
結果は、1枚のロスなし!今まで、1枚ずつセットして印刷していた手間を考えると、勝手に給紙してくれるのでとにかく楽々
もっと前に買っておけばよかったよ。
小規模なビジネス用途の印刷だったらPX-105で問題なし!
実はPX-105には弱点が三つ・・・それは
- 印刷速度は速くない(最新機種に比べて)
- 自動両面印刷ができない。
- 写真印刷は最新機種に劣る
印刷速度が速くないのは、この機種が今から8年前の2012年に発売された機種なので仕方のない所。
逆にこのご時世、8年間もモデルチェンジしてないってのが凄い所。
でもね。。。個人や、SOHOで使うのだったら、印刷速度ってそれほど気にならないんですよね。
確かに、大急ぎで大量のプリントしなきゃって場面はほとんどないね。
ラベルシールや送り状、納品書などは、プリンターに印刷させておいて、自分は他の作業をしていれば問題ないわけです。
予想以上に、問題なくてびっくりしたよ。
もちろん、古い機種なので写真印刷の画質がいまいちという問題はありますが、でもヒドイ画質ではないので、商品説明に写真を添えるぐらいだったら問題ないわけです。
それよりも印刷ミスが無いのが嬉しいね。
しかも顔料インクで、黒がくっきり出るのもいいね!
という事で、自分のネットショップで使っているプリンタは、PX-105だけになってしまいました。
【2023年】PX-105の後継機 PX-S505
長年生産されてきたPX-105ですが、2023年にエプソンのホームページを見るとラインナップから外されていました。。
その代わり、「PX-S505」という機種が新発売されていました。
PX-105とPX-S505
仕様表を見比べてみると、ほぼ同じだと感じたよ。
もちろん、10年たっているので、中で使われている部品は新しくなっている可能性は高いのですが、多分使い勝手はほとんど変わらないのではないかと思います。
まとめ
今回は、個人や中小企業でネットショップを経営するのなら、プリンタは背面給紙のエプソンPX-105がおすすめというお話でした。
正直な所、発売から8年も経っているし、かなり性能悪いんじゃね??と思って買ったプリンターですが、予想以上に素晴らしかったし、シール印刷が簡単になったので、効率も上がりました。
ネットショップを経営していて、シール印刷のトラブルが多いのなら、是非、背面給紙のプリンターを使ってみてください!劇的に状況が改善されるかもしれませんよ!
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