冬至の風物詩であるゆず湯。
冬至の日にゆず湯に浸かると、風邪をひかずに冬を越せると信じられています。今回は、ゆず湯のやり方や効能について詳しく解説します。
冬至にゆず湯に入る理由とは?
冬至は一年で最も昼が短く、夜が長い日です。
この日には「一陽来復」といって、運気が上昇し始めるとされています。
ゆず湯に入ることで、その運気を引き寄せると信じられています。また、ゆずの語呂合わせで「融通がきく(ゆうずうがきく)」という意味合いも込められているそうです。
ゆず湯の起源は江戸時代にさかのぼります。
銭湯で客寄せのために冬至の日にゆずを入れたのが始まりと言われています。
ゆずの香りは邪気を祓い、体を温める効果があると考えられています。さらに、ゆずのビタミンCは美肌効果もあり、古くから多くの人に愛されてきました。
ゆず湯のやり方は?
ゆず湯の作り方はシンプルですが、いくつかの方法があります。
1. **丸ごと入れる方法**
ゆずをそのまま湯船に浮かべるだけです。
皮に切り込みを入れると香りが高まります。
湯船に浮かべるゆずの数は200リットルのお湯に対して2~3個が目安です。
2. **カットして入れる方法**
ゆずを半分に切ったり、輪切りにして湯船に入れます。
この方法は香りが強くなりやすいですが、果肉や種が浮いてくるため、袋に入れると掃除が楽です。
特に、ガーゼやネットに入れておくと便利です。
3. **皮だけ入れる方法**
ゆずの皮だけをネットや袋に入れて湯船に浮かべる方法です。
見た目は地味ですが、香りや成分の効果は十分に得られます。皮にはビタミンCが豊富に含まれており、肌を滑らかにする効果があります。
ゆず湯の効能とは?
ゆず湯には多くの効能があります。
ゆずの香り成分にはリラックス効果があり、血行を促進して体を温める効果があります。
さらに、果皮に含まれるビタミンCやクエン酸には美肌効果や抗酸化作用があります。これにより、乾燥肌の予防や老化防止に効果的です。
ゆず湯に入ることで体が温まり、冷え性の緩和にも役立ちます。
また、香りのリラックス効果により、ストレス解消や心の安定にも寄与します。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌の弾力を保つ効果も期待できます。
エコキュートでのゆず湯の楽しみ方は?
エコキュートに限らず、電気やガスで追い炊きができる機器を使用する際は、ゆず湯など異物を風呂釜に入れることに十分注意が必要です!
詳しくは機種ごとのマニュアルをよく読んで、故障のリスクがあるのならやめておいた方がよいですよ。
特に、果肉や種が配管に詰まると、故障の原因になる可能性が高まります!
ゆず湯に入る際の注意点は?
ゆず湯にはいくつかの注意点があります。
まず、肌が敏感な方は刺激が強く感じることがありますので、様子を見ながら入浴しましょう。
また、柚子には紫外線と反応する成分が含まれているため、朝に入るのは避け、夜に入浴するのが良いでしょう。
ゆず湯は長時間の入浴は避け、15~20分程度にとどめると良いでしょう。
長時間入浴すると、肌が乾燥しやすくなります。また、入浴後にはシャワーでゆずの成分をしっかり洗い流すことを忘れないでください。
カピバラもゆず湯に入るって本当?
実は、カピバラもゆず湯を楽しむことで有名です。カピパラが温泉に入ることで有名な、「伊豆シャボテン動物公園」などで冬至のあたりにカピバラがゆず湯に入るイベントが開催されることがあります。
カピバラがゆず湯に浸かる姿はとても可愛らしく、見ているだけで癒されます。
このイベントは多くの観光客を惹きつけ、カピバラのリラックスした姿は大変人気があります。
カピバラがゆず湯に浸かることで、彼らもまたリラックスし、健康を保つ効果が期待されています。
ゆずは何個使えば良い?
ゆずの使用量は、お風呂の大きさによりますが、200リットルのお湯に対して2~3個が目安です。
香りが足りないと感じた場合は、さらに増やしても良いでしょう。
ゆずの数が多いほど、香りや効果も高まります。
特に風邪の予防やリラックス効果を期待する場合は、ゆずを多めに入れると良いでしょう。
ただし、あまりにも多すぎると刺激が強くなるため、適量を守ることが大切です。
ゆず湯は冬の寒さを和らげるだけでなく、心身ともにリラックスさせてくれる素晴らしい方法です。今年の冬至には、ぜひゆず湯を楽しんでみてください。
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