1円玉は「アルミ」10円玉は「銅」じゃあ100円玉500円玉は?コイン(硬貨)の素材と意味について調べてみた!

豆知識
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(この記事の最終更新日は、2019年6月13日です。)

今回は、誰もが使っている(日本国内では)日本のお金についてのお話。

事の発端は、こんな会話から。

ねえねえ山猫~

山猫
山猫

今日はどうしました?

10円玉って、銅で出来てるんだよね?色も茶色で銅っぽいし。

山猫
山猫

そうだね。10円玉はいかにも「銅」って感じの色をしてるよね!

じゃあ、100円玉は、銀色しているから「銀」で出来てるの?

山猫
山猫

いや・・・確かに50円玉も100円玉も銀色だけど、、実はみんな「銅」で出来ているのだよ。でも銅なのになんで銀色なんだろう。。

という事で、硬貨について調べる事にしました

日本の硬貨は1円玉以外は、ぜんぶ銅の合金で出来ていた!

1円玉(一円硬貨)の素材はアルミニウム。しかもアルミニウム100%なんです。

1円玉(いちえんこうか)って、5円以上のコインと比べて、明らかに軽いですよね!1円玉1枚の重さはジャスト[1g] 10円玉が、[4.5g]あるのに比べると明らかに軽いのです。

この軽さの理由は二つ。

一つ目の理由は、1円玉が他の硬貨よりも小さいから。直径が小さいという事は使う金属の量も少なくなりますからその分軽量になります。

二つ目は、1円玉の材質が、他の硬貨とは違って、アルミニウムという金属でできているからなんです。

アルミニウムは、軽量が売りの素材。航空機などにも利用されていますよね。

では、一体なぜ、一円玉の素材はアルミニウムなのでしょうか?

後述しますが、他の硬貨はすべて銅の合金で出来ています。基本的に硬貨と銅は相性が良いのですが・・・

実は、1円玉の材料に銅を使ってしまうと、1円玉一枚の材料費が1円を超えてしまうのです

これがどういう事かと言うと・・・銅の方がアルミニウムよりも高価な金属なんです。

例えば、1円玉一枚に使われている金属の価格が2円だったとしたら、何が起こるかと言うと、、

1円玉を大量に溶かして、元の金属の地金を売るという悪い人が出てきてしまうのです。(もちろん違法ですよ!絶対やってはいけません!

なので、価格の安い純アルミニウムを使う必要があったのです。

でも、加工賃まで含めると、1円玉一枚を作るのに、一円以上かかっているそうです。。

5円玉は黄色の銅? 金だったら嬉しいですが、そんなことあるはずないですよね。

5円玉以上の硬貨は、すべて「銅」で出来てるのですが、なぜかみんな色が違いますよね。これは、純粋な銅ではなく、銅合金でできているからなんです。

一見、純粋な銅かと思える10円玉でさえ、わずかに他の金属が混ざっているのです。

五円硬貨(ごえんこうか)の組成は銅60-70%、亜鉛30-40%

銅と亜鉛の合金は、「黄銅」と呼ばれていて、昔から広く使われている物質なんです。黄銅と聞くとそんな金属使っていたかな?と思いますが、「真鍮」と聞けば、ああ!知ってる!となりますよね。

5円硬貨は真鍮で出来ていたのです

真鍮は、戦時中に武器の材料として幅広く使われていたそうで、戦後、それらのスクラップから硬貨を作っていたそうです。金属の組成が他の硬貨に比べてアバウトなのは、戦争で使った中古品を硬貨として使う事にしたのが理由だそうです。

いかにも「銅」の硬貨の10円玉は、青銅で作られています。

十円硬貨(じゅうえんこうか)の組成は以下の通り。

銅:95%

亜鉛:3~4%

すず:1~2%

銅の割合が多いため、10円玉の色は、純銅に近い、茶色をしていますよね。

実際は、銅に、亜鉛、すずを混ぜた銅合金。通称、「青銅」と呼ばれる金属で出来ています。

純銅でもよいではないか!と思われる人もいますが、実は純粋な銅は非常に柔らかい素材で硬貨の材料には向かないのです。でもほんの僅か、「すず」を混ぜるだけで、銅よりはるかに硬い金属になるのです。

ちょっと混ぜ物をするだけで、これほど大きな変化がおこるのですから、金属は面白いですね!

十円硬貨は、一応 青銅ではありますが、組成は純銅に近く、色も純銅に近い「赤銅色」をしています

見た目は銀色の50円玉100円玉は、「白銅」で作られています。

五十円硬貨(ごじゅうえんこうか)と百円硬貨(ひゃくえんこうか)は、銀色をしていますが、残念ながら材料は「銀」ではなく、やっぱり銅の合金で作られています。

でも、同じ銅の合金でも5円10円と違って、銀色をしていますね。

これは、銅以外の成分が違っているからなんです。

50円玉と100円玉は

銅:75%

ニッケル:25%

の合金なんです。銅が75%も含まれているのに、銀色になってしまうのは不思議な気もします。

だって、5円玉の銅の量は60%~70%  50円、100円の方が銅の含有率が高いわけです。

でも、色は、5円玉は黄色で、50円100円は銀色。

まあ、金属の不思議という所で片づけてしまいましょう!

そして最後に登場するのが、500円玉です。

紆余曲折の500円硬貨。途中で色が変わったのに気が付きましたか?

五百円硬貨(ごひゃくえんこうか)も、銀色をしていますが、、実はちょっと金色っぽいですよね。

でも、もともとの500円玉は、50円、100円と同じ色をしていたのです!

旧タイプの500円玉は、1999年まで製造されていましたので、まだたまに見る事があります。

銅:75%

ニッケル:25%

組成は、50円100円と同じ、白銅でした。実は、世界的に見ても500円という高価な硬貨はなかなか存在しないのです。そのため、500円玉は、偽造の対象になってしまったのですね。。

特に有名なのが、韓国の500ウォン硬貨の偽造問題。大きさも材質も同じだったため、韓国の500ウォンを自動販売機に入れて、おつりで日本の500円を引き出すという事件が多発しました。。。

その対策として、偽造対策をふんだんに取り入れた新500円玉が開発されたのです。

新500円玉は、組成も白銅ではなく、ニッケル黄銅に変わっています。

銅:72%

亜鉛:20%

ニッケル:8%

つまり、5円玉に使われている、「黄銅」と50円100円玉に使われている「白銅」の中間の性質を持っている事になりますね。。

緊急!500円硬貨は、またデザインと製法が変わります!

元号が令和に代わるのが影響しているのかいないのかはわかりませんが、お札と500円玉は新しいデザインの物に変更されると、2019年4月9日に発表されました!

この記事は、硬貨の記事なので、紙幣の変更については言及しません。注目は500円玉。

見本の硬貨が、麻生財務相の顔くらいあって(もちろん説明のために大きくしたものです。)今度の500円は大きくて財布に入りそうもないとツイッターで話題になっていましたが。。

注目点はそんなところではなく、色。なんと、内側と外側で色が違うのです。

説明によると、外側は、現行の500円玉と同じ、「ニッケル黄銅」。内側は100円玉と同じ材質の「白銅」で作られるそうです。二つの金属をどうやって合わせるのか??指で真ん中を押したら真ん中が取れて穴が開くんじゃないかと、いらぬ心配をしてしまいます。

 

以上が、日本で使われている各硬貨の材料です。

でも、なんで1円玉以外のすべての硬貨に「銅」が使われているのでしょうか?

硬貨の材料に銅が使われる理由の一つが「微量金属作用」

銅合金が、硬貨に使われる大きな理由は加工のしやすさ。日本で初めて作られた硬貨、「和同開珎」も銅を原料としていました。

でも、硬貨の材料に銅が使われるもう一つの理由が、銅イオンが持つ、微量金属作用なんです。

微量金属作用とは、銅や銀などの金属が持つ殺菌作用。台所の三角コーナーなど、カビが発生しやすい所に銅製品が使われる事がありますよね。

あれは、銅の殺菌作用を利用してカビが生えにくいようにしているのです。

同じように、不特定多数の人が触る硬貨も、一見、雑菌が繁殖しやすいように感じますが、実は、硬貨の表面は、微量金属作用によって殺菌されているそうです。

衛生微生物研究センター(所在地:東京都葛飾区)が2013年に、紙幣と硬貨を対象に汚染細菌の付着状況を把握する調査を実施した所、、

紙幣には、多くの汚染細菌が見つかったのに対し、硬貨ではごくわずかという結果が出ました。

硬貨の中でも、最も結果が良かったのが、10円玉。やはり、純銅に近い方が殺菌力が強いという事なのかな?

まとめ

今回は、日頃お世話になっているお金(硬貨)について調べてみました。

今回調べたのは、今使われている硬貨だけなのですが、昔は、ニッケルの硬貨があったり、時代時代でいろいろな硬貨が使われてきたみたいです。

そのあたりをもっと詳しく調べてみると面白そうですね。

以上。今回はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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