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生ごみを粉々にして下水に流す!「ディスポーザー」って環境にいいの?下水処理場は処理できるの?

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(この記事の最終更新日は、2020年3月9日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar

皆さんは、ディスポーザーという機械を使った事がありますか?最近の新築マンションでは、ディスポーザーは標準装備になりつつあるので、使ったことがあるよ!
という人がどんどん増えている状態だと思います。

この記事では、ディスポーザーって何?という所から、環境に良いの?悪いの?という情報をお届けします!

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ディスポーザーって何?

最新のマンションに住んでいない人は、ディスポーザーを見た事がないという人もいそうですよね。

一言で言ってしまうと、生ごみを粉々にして、下水に流してしまう機械なんです。

生ごみを、シンクの穴に入れて、スイッチON!
そうすれば、あっという間に粉砕して、下水に流してくれるという夢のようなアイテムなのです

もちろん、シンクの排水をそのまま川に流している場合は、ディスポーザーは使えません。(川が生ごみだらけになってしまいます・・・)

簡易浄化槽を使っている場合は、途中にディスポーザーの処理槽をつければ、使える場合もあるそうです。
正確には、どのような浄化槽を使っているかで、ディスポーザーが使用可能かどうかが変わってくるので、専門の業者に相談してみてください。

ディスポーザーのメリット

最近のマンションには標準装備となったディスポーザー。いったいどんなメリットがあるのでしょうか?

元々家庭用ごみの中で大きなウエイトを占めていた、生ごみがほとんどなくなります

実はディスポーザーに通せない生ごみもあるので、ほとんどという言い方になってしまいますが、家庭ごみから生ごみが無くなるメリットは計り知れません!

ごみの焼却場から出るCO2の量が減る

生ごみが減ると何が良いかと言うと、ごみの焼却場の負荷がぐっと下がるのです
もちろん生ごみが減るので、ごみの総量が減るというメリットもあるのですが、

もっとすごいメリットは、二酸化炭素(CO2)の排出量が減る事

なんでかと言うと・・・

生ごみは、「」を大量に含んでいるからです。
水を含んだ生ごみを焼却炉に入れると、炉の温度が下がってしまいます。
それを防ぐために、炉の中に燃料を投入して無理やり温度を上げて生ごみを燃やしているのですね。

この燃料の量がバカにならないのです。

当然、石油燃料を投入すれば、CO2が発生しますし、貴重な石油資源を使ってしまうことにもなります

良い事は全然ないです!

ディスポーザーを使って、生ごみが、ごみ焼却炉に行かなくなると、こんなメリットもあるのですね!

次は、台所におけるメリットの説明です。

シンクの三角コーナーがいらなくなる。いやなにおいもなくなる。

生ごみが、下水に流せるのですから、三角コーナーはいらなくなりますし、生ごみが痛んで発生するあの匂いもなくなります

これは、かなり嬉しいポイントです!

当然、家庭から出るごみの総量少なくなるためゴミ出しも簡単になります。

コバエやゴキブリなどの害虫が少なくなる

ディスポーザーで生ごみがシンク周りからなくなると、コバエやゴキブリなどの害虫の発生がかなり抑えられます。特に夏場は効果てきめん

これだけでも、ディスポーザーを導入する理由になりますよね!

一戸建ての住宅でも、ディスポーザーがつけられます

なんとなく、マンション専用なのかな?
と思われているディスポーザーですが、実は一戸建てでもつける例が多くなっています。

ただその場合は、下水道に接続しているか?簡易浄化槽なのかなど、個別に条件が違いますので、業者さんとよく相談する必要があります。

なんと自治体によって補助金が出る場合もあります。

ディスポーザーを付ける事は、ごみ収集を行う市町村にとっても大きなメリットがあります。

生ごみが減れば、焼却炉の燃焼温度も下がりませんし、ごみの総量が減る事でも焼却炉の負荷が下がりますよね!
ということで、清掃工場を持つ市町村にもメリットがあるので、設置者は補助金をもらえる場合があるのです。(市町村によって実施状況が異なります!)

補助金の額や、補助をしてくれるかどうかは自治体によって異なりますので、詳しくは、お住まいのある場所の役所にご相談ください。

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ディスポーザーのデメリット

さて、ここまで、ディスポーザーの良い所ばかりを書き連ねてきたわけですが、、

良い部分があれば悪い部分もあります。

今度は、ディスポーザーを設置する事のデメリットを書いていきましょう!

使用手順が複雑

ディスポーザーも機械なので、使用方法をよく守って使う必要があります。

・生ごみの量が多すぎると処理できなかったり・・・
・トウモロコシの皮など、繊維が強い生ごみを流そうとすると詰まってしまったり・・・
・生ごみを流す水を流しながら機械を動かす必要があったり・・・

慣れてしまえば問題ないのですが、意外に手順が複雑で注意事項が多いです。
(水については、自動的に流す機能がついたディスポーザーも販売されています。)

 

また貝殻など、堅い物を粉砕しようとすると機械を痛めてしまう可能性もあります。

一度壊れてしまうと、機械を修理、交換しなければいけないのが難点ですね。。。。

道具である以上は仕方のない事ですが、コストがかかるというのも、ディスポーザーのデメリットです。

ということで、ディスポーザーに入れる生ごみとそうでない生ごみを仕分けしながら使うというのがちょっとめんどくさい所でしょうか?

音が大きい

使ってみるとわかりますが、バリバリと生ごみを粉砕している音が出ます。

これは、モーターを使って、生ごみを物理的に壊しているのですからしかたないと思いますが、使う方としたらちょっと気になりますよね。。

深夜、家族が寝静まった後に使うのは勇気がいりそうです。

でも一方、うるさいからと言って、使用回数を制限すると、ディスポーザーの中に、生ごみが溜まってしまって、においが出てきてしまうので、音が出るのは我慢して、定期的に使用するのが良いと山猫は考えています。

下水処理場は大丈夫なの?

使う方としてはメリットの多い、ディスポーザーですが、大量の生ごみが集まってくる下水処理場は大丈夫なのでしょうか?

結論を言えば、大丈夫だそうです

下水処理場で、嫌われているのは「油」。

基本的に下水処理場では微生物が、油などを分解するのですが、油を分解するのは、微生物にかなり負荷がかかるそうです

一方、野菜などの生ごみは、比較的処理しやすい物だそうです。

ディスポーザーを通過した生ごみは野菜ジュースのようになって下水処理場にたどり着きます。

この野菜ジュースは、油とは違って、処理もしやすいそうなので、ちゃんと受け入れられる様に設計すれば、ディスポーザーを各家庭がつけても、大丈夫なんだそうです。

まとめ

今回は、最近はやっているディスポーザーのメリット・デメリットについてお話しました。

そうそう 最近はやっているから、比較的新しい製品かと思いきや、1960年代には製品化されている比較的古い家電なんですね。

でも、耐久性や使い勝手に難があって、なかなか普及しなかったのです!

それが、技術の進歩で、使いやすく、信頼性も上がったために、各家庭につけられる様になったわけです

デメリットもありますが、メリットの方がはるかに多いディスポーザー。

生ごみが減る事で、ごみ焼却炉のCO2が減るとは考えつきませんでした。

まだ導入していないご家庭は、一度検討してみたらいかがでしょう?

以上 最後までお読みいただきありがとうございました。

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