(この記事の最終更新日は、2020年3月7日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
さて、今日は雷の話題。。
なんで夏じゃなくて冬に雷の話題??と怪訝な顔をされている方も多いのでは?(追記を繰り返しているうちに、夏の雷の季節になってしまいましたが。。
この記事は冬の雷のお話です。)
この記事は、「冬」の雷をテーマに書いています!
そうなんです。日本では冬に雷が鳴るのは日本海側の地域だけで、太平洋側ではほとんど鳴らないのです。(もちろん0ではありません。たまに鳴ることもあります。)
太平洋側では、雷は夏の風物詩。。
夏の夕方になると激しい雨と一緒に雷がやってきます。そして、しばらく、ドカドカ落ちた後、去っていくというイメージですよね。
山猫はもともと雷が嫌いです。パソコンを壊された事もありますし。。
音も光も嫌いです。雷がなければ、夏はもっと平和なのですが。。。
でも、今日の話題は、夏の雷ではなく、冬の雷なんです。(くどいですね。。)
夏と冬の雷の違い
雷とは、簡単に言うと
(1)積乱雲という縦に長い雲の中で、空気の激しい対流が起こり
(2)氷の粒がこすれあって静電気が起こり
(3)結果として、雲の下の方にマイナスの電荷がたまり
地上に放電する現象なのです。。
基本的に、積乱雲の下側にマイナスの電荷がたまるみたいなのですが、この原理は、山猫はよく分かりません。
夏と冬では、積乱雲の形が違う
積乱雲は、地上が熱せられて起こる激しい上昇気流がもとになってできますので、夏と冬ではだいぶ形が違います。
夏は、地上がバリバリ熱せられるため、上昇気流の勢いが強く、縦に長くて大きな積乱雲が出来るわけです。
一方冬の積乱雲は、あまり縦方向には広がりません。
また、冬の日本海の強い季節風におされて、雲が斜めになっているのも特徴的です。
冬の積乱雲は、日本海の海上で発生し、季節風で日本海側の陸地までゆっくり発達しながら押されてきます。
なので、冬の雷は、基本、日本海側の海に近い地域でしか発生しないのです。
冬の雷の特徴
冬の雷の特徴を書いていきます。
(1) 落雷数が少ない! :夏の雷は、遠くのほうからピカピカ ゴロゴロと近づいてくるのがわかりますが、冬の雷は、静かに近づいていきなりドカーンと来ます。
(2) 一日中発雷する!: 夏の雷は、夕方に発生することが多いが、冬の雷は24時間いつでも落ちる可能性があります。
(3) 一発の威力がでかい!:一発の雷の威力が夏の雷の数百倍くらいあることも・・・ 夏の雷でも、近くに落ちると、電化製品が壊れてり、結構な被害が出ますが、冬の日本海の雷はそれを遥かに上回る、やばい雷なんです。
(4) 地上から空に向かって雷が登る事がある!:上の図を見ると、夏の台風は常に、雲から地面に落ちてくるのですが、冬の雷は、地上から上に登るケースもあるのだとか。。
つまり地上から発射されて、雲に至るわけです。
それなら問題ないんじゃないの?と思ってしまいますが、地上の一点から空に向かってエネルギーが放出されるために、放出点にはすごいエネルギーが通過するわけで、放出点付近はすごい事になるそうです。
そのまま、太平洋側に移動してくることはないの?
基本的にはありません。日本海側の陸地に上陸した積乱雲は、エネルギーを使い切って、乾いた風になって太平洋側に流れてきます。
その時には、雷雲ではなくなっているわけです。
まとめ
日本海側で発生する冬の雷は、
前触れなしに突然、すごい威力の雷が落ちるという事で、事前の対策が難しく、家電製品への被害も出やすいのです。
(夏の雷の場合は近づいてくるのがわかるので、電気製品のコンセントを抜いておくという対策もできますが、、いきなり来られてしまうとかなり厳しいですよね。しかも威力が強いのですから困ったものです。)
雷から家電製品を守るテーブルタップや、コーナータップが売られています。
雷は、ものすごい電気エネルギー。家庭用の電気はAC100Vですが、雷は何万Vというとんでもないパワーで襲ってきます。
そんな雷のパワーが電化製品に入ると、電化製品が壊れてしまう場合があるわけです。。。
そんな雷のパワーを吸収する部品が入ったACタップが市販されています。
残念ながら、このACタップを使用していれば絶対に家電製品が壊れない!
というわけではないのですが、かなり雷のエネルギーを少なくしてくれるので、家電製品が壊れる確率を減らすことが出来るのです。
価格もそれほど普通のタップと変わりませんから、家じゅうのコンセントを雷対応(雷サージとも言います。)のタップを付けておくと、ある程度家電製品を守ることが出来そうですね。
※ 雷は家庭用電源のほかに、電話線などを経由して家に入ってきます。
電源だけ対策しても電話線越しに壊されることもあるので100%守るのは難しいですね。。
でも、つけないよりはつけたほうが、良いと思います。
以上今回は、実は怖い、冬の雷についての記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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