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静岡県焼津市にある山間の集落「花沢の里」を出来るだけ詳しくレポートします!

アウトドア・DIY
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(この記事の最終更新日は、2020年3月11日です。)

こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar

今回訪れたのは、静岡県焼津市にある「花沢の里」という古い建物が残る集落です。

実はこの集落、平安時代まで使われていた、旧東海道の街道沿いにある集落なんです。
東海道は、平安時代に、高草山の北側にある宇津ノ谷峠に移されて、それ以降ここは表街道ではなくなってしまったのですが、、、
今でも、昔ながらの姿を残す静かな里山として残っているのです。

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花沢の里の概要

花沢の里がどんな所なのかは、焼津市のHPより引用させていただきます。

花沢は山の谷地にある30戸ほどの山村集落です。
奈良時代の東海道と言われる「やきつべの小径」の上り坂の途中にあり、石垣と板張りの建物と山林など周辺の自然環境とが一体となって独自の歴史駅景観を作り出しています。

建物は江戸時代以来の伝統を保ちながら、明治後半以降のみかん栽培などの盛行とともに増改築されてきました。
この歴史的景観が評価され、平成26年に静岡県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

沿道にある古民家カフェや古刹の法華寺なども見所です。

奈良時代に、人の行き来があったこと自体が想像できませんが、、、
でも、全国に「国分寺」が出来たのも奈良時代。。

そんな昔から、人々は西へ、東へ移動していたのですね!

花沢の里への行き方、基本情報

花沢の里があるのは、焼津市から見て高草山のふもと。
ちょうど、国道150号線の日本坂トンネルの入り口付近にあります。

今では、車で通り抜けができる町ではないので、偶然町を通ったことがある!
という人はいないはず。
でも、登山が好きな人だったら、花沢の里に興味がなくても、集落の中を通ったことがある人はいるかもしれません。

実は、花沢の里は、高草山や、満観峰の、登山の入り口でもあるのです

基本情報

所在地:焼津市野秋346-2-3(花沢の里観光駐車場所在地)

現在も人が住んでいる集落なので、営業時間等はありません。
でも人が住んでいるのですから、あまり早朝や、夕方に訪れるのは、住民のご迷惑になってしまうかも。。

登山で早朝に通過する方は、なるべく静かに歩いたほうが良いですね!

駐車場、トイレ

花沢の里には、二つの駐車場があります。

国道150号線を脇にそれて、花沢の里方向に向かうと、最初に登場するのがこの駐車場です。

花沢の里、観光駐車場ですね!大型車も止まれる大きな駐車場です。

花沢の里に観光に来る人だけだったらこの駐車場がいっぱいになることは考えにくいのですが・・・
先ほども書いたように、この駐車場は、高草山満観峰登山の入り口にもなっているので、登山目的で駐車する人も多いのです。

この駐車場から、花沢の里の入り口までは、300mくらい。歩いて5分くらいです。

でも、実はもう一つ駐車場があるのです。。。それが、

花沢の里の入り口付近にある、花沢の里、臨時観光駐車場です。

臨時とついているからには、常設ではなく、今しかないのかな?
と思ってしまいますが、、山猫の知っている限り、この臨時駐車場。
もう何年も前からずっとここにあります。

一体、何が臨時なのか意味が分かりません。

臨時駐車場もかなりの台数の車が止められます。
登山に向かう人はこの駐車場を使う人が多いのかもしれませんね。

そして、この駐車場の向かい側にしっかりとしたトイレもあります。

この先は、トイレは少ないので、このトイレはとても貴重ですよ!

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花沢の里を出来るだけ詳しくレポートしていきます!

今回の行程は以下の通りです。

基本的に一本道なので、あまり変化はつけられません。
一番下の観光駐車場から、花沢の里を突っ切って、また来た道を戻ってくるコースです。

それでは行ってみましょう!

①花沢の里、観光駐車場

とりあえず、スタートは先ほどもご紹介した観光駐車場です。

駐車場についた時点で、山が迫りかなり気持ちの良い所です。
今回の取材は、2019年4月20日に行ったのですが、うぐいすの鳴き声があちらこちらから聞こえてきてとても和みました。

では、花沢の里方面に歩いて行ってみましょう!

花沢の里に欠かせないのがこの川、花沢川です。
今年は記録的な少雨の影響でかなり水量が少ないのですが、それでもさらさらと流れる水音がとても心地よいのです。

花沢の里観光駐車場から、花沢の里の入り口までは、約300m 。ゆっくり歩いても5分程度でついてしまいます。

②花沢の里入り口

花沢の里の入り口にあるのが、「花沢の里、臨時観光駐車場」

自家用車が入っていいのは、この駐車場まで。
これより上流は居住者や関係者以外は入ってはいけないことになっています。

この駐車場は臨時と書いてありますが、山猫の知る限りずっとあります。
花沢の里を観光する場合は、とりあえずこちらの駐車場に来てみて、いっぱいだったら、観光駐車場に戻るという作戦で良いと思います。
(山猫は、取材が目的だったので、観光駐車場に車を止めて、両方の駐車場を取材しましたが、普通の観光客の方は、近いほうがいいですよね!!)

この駐車場の脇にはトイレがあります。

この先も一応トイレはあることはあるのですが、このトイレが一番きれいで使いやすいので、このトイレに立ち寄ることをお勧めします。

ではこれより花沢の里に入っていきます。
と言っても最初のうちは集落はなく川沿いの道が続くだけなのですが。。

③ 花沢の里に至るまでの道

横に花沢川が流れる気持ちの良い道を上っていきます。
ちなみに、道路はアスファルトでキレイに舗装されてはいますが、ずっと緩い上り坂が続きます。

花沢の里に行く手前に、こんな看板が!

「オシャモッツァン」と書かれていますね。
多分この穴から見えている大きな岩のことだと思います。

岩の神様として花沢の人の信仰の対象となっていたようです。

「オシャモッツァン」の向かいには、花沢の里の説明用看板がありました。

ここまでくれば、集落の入り口はすぐそこです。

ようやく、集落が見えてきましたよ!何か特別すごいものがあるわけではないですが、とても気持ちの良い所にきた!という実感があります。

④花沢の里

花沢の里は、なにかこれを見なきゃ!というものはありません。
水車小屋とかはありますが、それも集落の一部。全体の雰囲気を楽しむタイプの観光地になります。

かなりきつい斜面に家が立ち並んでいます。
特徴的なのは、しっかりと積まれた石垣。

花沢の里は、石が豊富で、この集落の石垣に使われている石は、集落内か周辺で取れたものを使っているそうです。

ちょうど、タケノコの季節。無人販売所でタケノコが売られていました。

石垣を作って、高台に家を建てるのは、水害対策なのかな?花沢川は、今は静かな流れでしたが、大雨が降ったらあっという間にあふれそうな感じですからね。堅固な石垣で守る必要があるのでしょうね!

道の脇には、シャガが咲き誇っていました。

途中に水車小屋があります。中を見ることもできるのですが、特に機械が動いているわけではなく静かな感じ。
脱穀のために動かすのだとしたら、秋は動いているのかもしれませんね!

中は暗いのですが、頑張って撮影してみました。

もう少し登っていくと、花沢の里では有名な、カフェが見えてきます。

この門の部分が建物になっている「長屋門」作りが、花沢の里の特徴。
門が建物になっているのですが母屋はこの中。門の奥にあるのです。

ここはカフェになっているので、中の母屋まで見学することができますよ!

ここまでくると、門なのか、建物なのかよくわからないですね。
長い門を通過するとようやく母屋が見えてきます。

花沢の里にいったら、CAFE「カントリーオーブン」は外せませんよ!

いよいよ、花沢の里の端が近づいてくると、高草山法華寺が見えてきます。
ここにはお寺のほかにお稲荷さんもありますよ。

お寺の入り口にお手洗いがあります。
どうしても行きたくなった場合は、このトイレを借りることにしましょう。。

花沢の里の端まで来ると、そのまま高草山、鞍掛峠、満観峰(まんかんほう)への登山道になります。
この先の満観峰(まんかんほう)は、天気が良ければ、静岡市街と富士山が一望できる素晴らしい眺望。
(だから満観峰と言うのでしょうね)。

ここから先は、本格的な登山になってしまうので舐めてかかるとケガをします。
それほど標高は高くはありませんが、しっかりとした装備と食料、水分を持って挑みましょう!

今回は、ここで引き返して、駐車場に戻っていきます。

登ってきた道を下っているので景色は同じはずなのですが、歩いてみると結構違います。

登っている時には発見できなかったものが見えたりするので、同じ道だからいいや!と思わないで、ゆっくりと見ながら降りていくことをお勧めします。

とても美しい所だけど、住むのは大変そう。。
日々観光客にも見られてしまいますしね。。

帰りは下りという事もあって、あっという間に駐車場につきました。

まとめ

今回は、静岡県焼津市にある、古い街道沿いの集落、「花沢の里」をレポートしました。

しかし、奈良時代には、ここに街道が走っていたとのことですが、花沢の里から上に上る道はかなりの急斜面。
昔の人はこんなところを歩いていたのだなあと思うと感慨深いです。

ざっと見るのでしたら1時間くらい。
それほど時間もかかりませんし、川沿いの道は、ゆっくり散歩するにも最適。水の音があなたを癒してくれますよ!

ぜひ、今度のお休みは、「花沢の里」にお出かけください。

以上最後までお読みいただきありがとうございました。

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