(この記事の最終更新日は、2020年3月9日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
本日ご紹介するのは、静岡県中部の大井川河口付近に存在する榛原郡吉田町という町にある「小山城と、能満寺山公園」です。
小山城は、立派な天守閣(実は今あるのは天守閣型の展望台なのですが。。)を備えた美しい城跡で、以前から気になっていました。
(吉田町を車で走っているとよく見えるので・・・)
今回は、小山城と小山城の入り口にある能満寺をご紹介します。
小山城の行き方
小山城のある場所は、東名高速道路の吉田ICから海の方角へ向かった所にあります。
カーナビで、「能満寺山公園」で誘導してもらうと、間違いなく着けると思います。
道はとても分かりやすく、メインルートから来た場合は、道中狭い道もありません。
駐車場の入り口もとても分かりやすいです。大きく「小山城」の看板が見えます。
この小山城の看板が見つかったらそこがゴールです。
駐車場も広々としていて、かなりの数の乗用車が停車できます。
駐車場から小山城の天守閣が良く見えますね!ちなみに駐車場脇には、売店とトイレがありますよ!
売店もトイレも良く整備されていて、とても使いやすいと感じました。
トイレも広くて、清潔ですよ!
では、さっそく、小山城と能満寺山公園を散策してみましょう!
小山城と能満寺山公園の散策
まずは観光地図でルートを確認してみましょう。
出発点は、右下の大型車駐車場と書かれた所。(実際は小型車の駐車場も隣にあります。)
最初に、天然記念物の大ソテツがある能満寺を見学して、そこから坂を上って、小山城に向かいます。
小山城の天守閣は、新しく作られたものですが、周辺に残されている堀は、昔からあったものを修復しているそうなので、すべて作り物というわけではありません。
能満寺の大ソテツ
駐車場から、能満寺まで歩いてすぐ。数分で着いてしまいますし、このお寺までは平坦な道です。
大ソテツは、能満寺の本堂の前にあります。
写真だと大きさが良く伝わらないかもしれませんね。
確かに大きいですが、そもそもソテツがどのくらい大きくなる植物なのかわからないので、これくらい大きくなるソテツは珍しいのかーと思うぐらいです。
ただ、とても立派なソテツである事は間違いありません。(天然記念物なので当たり前ですが)
小山城への石段
能満寺を左手方向に向かうと、小山城へと向かう石段が見えてきます。
この石段がすごい急なんです!
最初の石段はすぐに終わるのですが、、次に控えている石段がこれ!
正直、この石段を登れる気がしません。写真では分かりにくいのですが、ものすごい急な石段です!
と右側を見ると、「展望台入り口 スロープの看板が」!女坂と書かれた、う回路があるようですのでそちらから行ってみましょう。
女坂も結構急な階段でした。全然スロープじゃない!足の悪い人は登る事が出来ないのかな?それとも裏道があるのかな?と思いつつ登っていきます。
ようやく登り切って、先ほどの急な石段の上に出ました。上から見ても急で、降りるのも怖いぐらいですね。。
この石段を登り切れば、上は広い公園になっています。
小山城公園 能満寺山公園
早速、目に入ってくるのが、堀の跡です。登って行って右側は広場となっており、ソメイヨシノが立派に育っています。これは桜の時期は素晴らしいでしょうね!
武田家名物の、三日月堀です。同じ構造が、藤枝の田中城にもありますね。門や橋を取り囲むように、三日月型に堀が掘られています。
3重堀の一部です。結構深い堀がはりめぐらされていたようですね。小高い丘にある城だし、かなり防御力は高かったのではないかと思います。
城の大手門の外側は、茶畑が広がっていました。
あれれ、ここが大手門という事は、私は裏口から上がってきたという事か?
※大手門は、城の正門という意味のはず!
今回、小山城を訪れたのは、2019年1月27日(日曜日)まだ、季節は冬真っただ中ですが、早くも梅の花が咲き始めました。
小山城には、紅梅と白梅の両方が植えられていますが、どちらも美しい花が咲いていましたよ!
天守閣です。なかなか立派ですよね!
では、そろそろ天守閣に向かいましょう。でもその前に、ちょっと小山城の歴史についておさらいしておきます。
小山城の歴史
戦国時代、徳川氏と武田氏が、大井川を境ににらみ合っている時期がありました。
大井川の西側が徳川、大井川の東側を武田が支配していたので本来なら、大井川の西側は徳川方の領地のはずなのですが、最初に小山城を築いたのは武田軍だったようです。
その後、1570年に一旦、小山城は徳川氏の手に渡りますが、翌1571年に再度武田氏が取り返すというように、徳川と武田の戦闘の最前線にあった城だったのです。
最終的に、小山城は、徳川氏のものになりますが、占領したのは、1582年ですので、10年以上城の取り合いが行われていたという事になりますね。
現在の小山城
現在の小山城の天守は、昭和62年に建造されたもので、内部は鉄筋コンクリートで作られている新しい建物です。
しかし、昭和62年と言えば、今から30年位前。ピカピカの新品ではなく少し古さが感じられる建物になってきて、一見、戦国時代から残っている城なのかな?と思わせてくれます。
城の中は、資料館と展望台。では、小山城展望台に入っていきましょう。
小山城展望台の基礎情報
小山城展望台を散策します。
この手の資料館定番の刀の展示。
この手の資料館には、鎧や刀、なぎなたの展示がありますが、そんなに珍しい物ではないのかな?
それ以外にちょっと目を引いたのが、
種子島(火縄銃)の玉を作ったり保管したりするための道具みたいですね。
後は、やっぱりこの手の資料館お馴染みのジオラマです。
このジオラマを見ると、なるほどーと思いますね。実は昔の本丸は、現在は桜の公園になっている場所である事が分かります。
右側は、断崖絶壁で極めて攻めにくい。左側から攻めてきた敵を封じ込めるための堀が何重にも張り巡らされているのがよくわかります。
どうせなら、この天守閣も、昔の本丸付近に立てた方がよかった気がするのですが、見晴らしを重視したのかな?
天守閣の中は鉄筋コンクリートで階段も普通の螺旋階段です。どんどん上に登っていきましょう!
ごく普通のコンクリートの階段で、お城の中にいるのを忘れてしまいそうです。。。
天守閣の一番上は展望台になっていて素晴らしい眺めになっています!
この日は、空気が澄んでいて遠くまで良く見えました。
富士山もくっきりと見えます。しかし今年は雪が少なくて、富士山が白くなりませんね。。
普段なら、かなり下の方まで真っ白になっている時期なのですが、、
御前崎方向も良く見えます。
これだけ眺めがいいという事は、遠くからでもこの天守閣が見えるという事。
この小山城展望台は、吉田町のシンボル展望台とも言われていますが、なるほど!という感じです。
確かに、自動車で通りかかったとき天守閣が見えていなかったら、この城に来なかったかもしれませんね!
まとめ
今回は、静岡県榛原郡吉田町にある、小山城と、能満寺をご紹介しました。
元々の保存状態がどうだったのかよくわかりませんが、堀などの遺構が良く残されて、城の遺跡という点でもとても良い状態で来る価値のある場所だと思いました。
展望台も、とても眺めがよくて気持ちが良かったですね!
また、あまり知られていませんが、この城のちょうど上を、静岡空港に向かう飛行機が下りていきます。
空港までかなり近いのでかなり大きく見えるのですよ!
※ この話は別記事で紹介しています!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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