(この記事の最終更新日は、2020年12月1日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日は、ちょっと耳が遠くなって、言葉のやり取りに時間がかかるようになった、おじいちゃん・おばあちゃんと円滑にコミュニケーションをとる手段について調べたので報告するね!
人間は、年と共に耳の聞こえが悪くなってくる人が増えてきますよね。それ自体は仕方のない事なのですが・・・今まで普通に会話してコミュニケーションが出来ていたのに、それが難しくなると、日常生活が上手く送れなくなってしまう事も。。
言葉が伝わらないのは仕方がない事なのに、伝わらない!!ってイライラしちゃったりするよね。。
お互い、嫌な気持ちにならなくてすむアイデアがあると良いのだけど。。
ひと昔前は、耳が聞こえにくくなってしまったおじいちゃん・おばあちゃんとのコミュニケーションは、補聴器を使いつつ、それでもダメなら「筆談」するぐらいしか選択肢がなかったわけです。
「筆談」は書くのに時間がかかるからなあ。。紙も大量に必要になるし、もっといい方法ないかな?
という事で、今回は、紙を使った筆談に代わる方法を3種ご紹介します。
「紙を使った筆談」に代わるコミュニケーション方法3選
紙を使った筆談は、確実にコミュニケーションをとる方法ではあるのですが、スケッチブックのような、しっかりとしたノートが無いとうまく書けないですよね。。
毎回消しゴムで消すのも大変だから、紙を使ったらかなりの枚数が必要になりそうね。。
そんな、紙を使った筆談に代わるコミュニケーション方法をご紹介します。
その1:電子メモを使う方法。
その1は、紙の筆談を、「電子化」するという方法。
最近は、電子メモと呼ばれる、ボタン一発で画面を消すことが出来る便利なメモボードが発売されているのです。
例えばこんな機種・・
この機種の画面サイズは8.5インチ。。ちょっと小型のタブレット端末をイメージしてもらえれば良い感じです。
電子メモのサイズはね。小さい物から大きい物までいろいろあるのだ。筆談に使うのだったら、小さめサイズが持ち運びに便利なのでおすすめではあるのだけど。。
おじいちゃん・おばあちゃんの場合、老眼で近くが見えにくいという方もいますよね。。
そんな場合は、もう少し大きめの電子メモを選択すればOKなのです。
これは、12インチ(対角線30.48cm)の電子メモ。だいたい「B5」の紙に近い大きさなのです。
これなら、かなり大きな文字をかけるから筆談には良いかもね。
さらに、もっと大きな電子メモもあります!
15インチ大画面モデル 電子メモタブレット 電池交換で何度も使える ペン2本 お絵描きボード 人気ギフト 黒
これは大きいね!!
15インチだから、、対角38.1cmだね。画面の大きさだけでA4の紙ぐらいあるよ!
実は、電子メモというデバイスはかなり前からあって、山猫も仕事のメモで使ったりしているのですが、、、最近の電子メモはかなり性能が上がって使いやすくなっているのです。
ひと昔前のは電池交換が出来なかったり、うまく書けなかったりという事があったけど、最近のモデルはほんと使いやすくなったよ!
文字だけではなく、絵も描けるのがいいね!
電子メモは、簡単に書けて、簡単に消せる、新時代の筆談ツール!この後に登場するコミュニケーションツールもとても便利な物ですが、誰でも書いて消せる電子メモは持っていてそんは無いアイテムなのです。
もうこれでいい気がするけど、まだ続けるのかな?
電子メモは、便利なんだけど、どうしても時間が掛かるというデメリットがあるのだ。
確かに!筆談って時間が掛かるから、
イライラしちゃいそう。。
そんなあなたの為に、次の方法をご紹介します。
その2:POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)を使う方法
次は、AIボイス筆談機 POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)です。
POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ) 国内通信(2年)付き ホワイト PTMJW
これ以前紹介した翻訳機によく似ているね!
そうなのだ!まさに以前紹介した翻訳機を筆談機にしたものなんだよ!
以前このブログで紹介したのは・・・音声を使った翻訳機。例えば日本語で話しかけると、英語に翻訳して画面に表示したり、英語がスピーカーから流れてくるという機械。
POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)は、翻訳機の機能から、音声を認識して画面に表示する機能を抜き出したもの。
それじゃ翻訳機の劣化版みたいだね。
確かに!機能だけ見ると、翻訳しないで、画面に日本語が表示されるだけなんだけど、、、実は高齢者向けにあえて機能を減らしているのだ。
この、POCKETALK mimi は、耳が聞こえにくくなった高齢者向けに開発されている機械。。
つまり、なるべく簡単に操作出来て、画面が見やすいように工夫されているのです。
特に、注目すべきは、その機能!
基本的には、機械に話しかけた言葉が文字となって画面に表示されるだけなのです。
耳が聞こえにくくなったお年寄り同士の会話にはピッタリだと思うのだ。
この機種を使ってみて感じたのは、とにかく簡単であること。
ボタンも最小限。機械に向かって話しかければ、すぐに画面に話しかけた言葉が表示されます。
これなら、機械が苦手なお年寄り同士でも簡単に意思の疎通がとれるなと感じました。
なるほど。。ではデメリットはないの?
そうだねえ。やっぱり「価格かな」通信料が2年無料なので仕方のない部分はあるのだが。。
POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)の最大のデメリットは、日本語の変換に、携帯電話回線を使う事。一応使用開始後2年間は、携帯回線を無料で使う事が出来るのですが。。
そもそも、日本語の読み取りに携帯回線を使う必要があったのかが疑問なのだ。
POCKETALK mimi が、使用するAI翻訳は日本語変換の精度という点では優秀。しかも日々アルゴリズムが進化しているという強みはあります。
という事で、メリット・デメリットをまとめます!
POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)のメリット
- とにかく操作が簡単!ボタンと呼べる物は一つだけ!
- 電子メモと違って、書く必要なし!筆談よりも圧倒的に早くテンポよく会話が可能。
- サイズはコンパクトだけど、高齢者に配慮して非常に文字が読みやすい。
POCKETALK mimi (ポケトーク ミミ)のデメリット
- 日本語変換に携帯電話回線を使う(本体を購入すると2年間は使い放題)
- 携帯電話料金が入っているせいで、日本語の読み取り機としては高額
お年寄り同士でも簡単に使いこなせるのが魅力だね!
若い人とお年寄りでも・・・と思う人いるよね。。
実は、若い人とお年寄りの組み合わせの場合、次に紹介するアプリをおすすめしたいのだ。
その3:スマホアプリ 「こえとら」を使う方法
POCKETALK mimiはとても優秀な日本語変換機能を実装していて十分実用的な筆談機なのですが・・・
ネックは価格なんだよなあ。
外国語に翻訳してくれるわけでもないのにこの価格は買うのに勇気がいるね。
でも、とっても扱いやすいから、例えば老夫婦がお互いの意思疎通に使うのなら、POCKETALKは魅力的なんだよね。
でも、例えば、おじいちゃん・おばあちゃんと子ども、孫とのコミュニケーションなら、もう少し複雑な機能が付いていても使いこなせる可能性が高いですよね!
そんな便利な物がないかなと思って探していたら・・・こんな便利なスマホアプリを見つけました。
それが、「こえとら」です。
スマホアプリ「こえとら」とは?
もともと「こえとら」は、聴障者と健聴者とのスムーズなコミュニケーションを支援するために、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した、音声認識技術や音声合成技術を使って作られたアプリなのです。
耳の不自由な方とのコミュニケーションをとるために開発されたスマホアプリなのね!
いろいろなシチュエーションで使用できるように工夫されているんだよ。
スマホアプリ「こえとら」の入手方法
「こえとら」は、アップル iPhone用 と その他 Android用 それぞれにアプリがリリースされていますので、アップルストアやGoogle プレイストアでダウンロードすることが出来ます。
※ 「こえとら」は無料で使用できます!!
こえとらを使ってみた!
耳が遠くなったおじいちゃん・おばあちゃんとのコミュニケーションに使えそうなスマホアプリ「こえとら」さっそく使ってみました。
※このブログの管理人の山猫は、Androidユーザーですので、本アプリのレビューは、Android版限定です。iPhone用も機能に大きな差はないはずですが・・・
レビュー時のアプリバージョン 2.2.2
ではアプリのインストールが終わったら早速起動してみます。
「こえとら」の機能は、大きく分けて、「会話」と「チャット」・・・今回は、筆談ツールとしてこのアプリを使いたいので、「会話」機能を重点的にレポートしていきます。
さっそく「会話」ボタンをタップすると・・・
下の方にボタンが並んだ画面が出てきました。この「こえとら」さんは筆談アプリなので、画面上に文字が表示できるのですが、文字の入力方法がいくつか準備されています。
ボタンをよく見ると・・・
- 音声入力
- キーボード入力
- 手書き入力
- 地図
- 定型文
があることがわかります。筆談機として使う場合の基本は、「音声入力」と「キーボード入力」になるのですが・・・簡単に絵を書ける手書き入力や、地図で場所を伝える機能もかなり実用的。もし、おじいちゃん・おばあちゃんが自分でスマホを使えるのなら、外出時に道を聞くときに使えたり、事前に行く場所をマークしたり出来るのです。
聴障者さんの事をよく考えたアプリだなあと思ったよ。
手書き・地図機能に興味のあるかたは、自分で試してもらう事にして・・・
ここでは音声入力を試してみます。
キーボード入力もあるけれど、誰でも想像が出来そうだから割愛したよ!
そうそう!キーボード入力って、SNSやメールで良くやっている事だからね。
試しに、「テレビの番組は何がいいですか?」と言ってみた場合の画面。
なんと、「?」マークまで再現されています!
もちろん「はてな」とかは言ってないよ!
文脈から判断しているのだ。
はっきり言って、日本語の再現能力はかなり高いです。何回か試してみたのですが、日本語の誤認識(変な文字になっちゃったり漢字がおかしかったり)と言うのは一度もありませんでした!
もちろん、話し方とか、スマホのマイクの性能の問題で、誤変換されてしまうケースは考えられるよ。
でも予想以上に正しく変換出来てびっくりしたね。
ちなみに、初期状態では、音声入力後、今度は機械音声で発声する仕様となっているのですが、これは筆談の場合は不要です。(オプション設定で自動音声読み上げをOFFにすることが可能です。)
いろいろな、ケースに対応できるように工夫されたアプリですが、オプションで機能のON-OFFが可能となっていますので、たくさん機能がありすぎて使い切れないという事はないと感じました。
「こえとら」のメリットデメリットをまとめてみました。
「こえとら」のメリット
- スマホがあれば、無料で使える!
- 正確な音声認識機能
- 筆談機能だけではない!いろいろなシチュエーションで使える高機能アプリ
「こえとら」のデメリット
- 日本語変換に携帯電話回線を使う(スマホなら問題なし!タブレットだと・・・)
- スマホの画面が小さいと、表示される日本語表示も小さくなる。
- スマホアプリ+機能が豊富なので、使いこなせない人も・・・
使えるかは分からないって人でも、
無料のスマホアプリだから試してみる価値は十分にありそうね!
そうだね!使ってみた感想は、
このアプリが無料で良いのだろうか??と思うほど完成度が高かったよ。だから超おすすめなのだ!
今回ご紹介した商品はこちら!
まとめ
今回は、耳の聞こえが悪くなって、日常会話に困るようになってきた、おじいちゃん・おばあちゃんと、イライラせずにコミュニケーションをとるためのグッズを3つご紹介しました。
今まで簡単に伝わっていたことが、伝わらないとイライラしちゃいますよね。
でも、出来ればイライラしたくないですよね!
今回ご紹介したグッズが皆様の生活を少しでも役に立てばと思い記事にしました。
以上最後までお読みいただきありがとうございました。
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