(この記事の最終更新日は、2020年3月9日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
皆さんは、金属製のメジャー(巻き尺)って使ったことありますよね。
いろいろなタイプがありますが、大体こんな感じですよね。
今回例に出したメジャーは、3.5mまで測れるタイプ。。
この中に、3.5mの金属製のメジャーが丸められて収まっているわけです。
今回は、この何の変哲もないメジャーについて、山猫が知らなかった事をレポートしたいと思います。
メジャーの先端のL字の金具。なんだかカタカタすると思いませんか?
メジャーの一番先には、このL字型の金具がついていますよね。
物を測る時に引っ掛けたりして使うわけですが、、
山猫が買うメジャーは、いつもこの部分にガタがあったのです。取れてしまうわけではないのですが、少し前後に動いてしまう。
きっと、取り付けが甘くて、ずれてしまうのだろうなあと思っていました。
だいたい、山猫がメジャーを買う時は、ホームセンターで格安で売られている物ばかりでしたので、先端の取り付けが多少緩くても仕方がないか―と思っていたのです。
が!!!!
そんな事はない!!!という事にごく最近気が付いてしまったのです!
それは、メジャーの先端部分をしげしげと見ていた時の事。
メジャーの先端をカタカタ動かしてみると、、中央の突起がカタカタの量を制御しているように見えてきたのです!
もしかして、このカタカタわざとなんじゃ。。。
あれ?山猫さん。今頃気が付いたの?
ボーと生きてるねえ
このメジャーのガタはすごい発明なんだよ。
でも、このガタはどんな役に立っているのかな?
ポイントは、L字型をした金具にも厚みがあるという事さ!
!! 厚みと言っても1mmくらいで、いままで無視していたよ!
そうなんです。この、メジャーの先端のガタと、L字金具の厚みが密接な関係にあったのです。
メジャーの使い方は次の2パターン。
L字金具を引っ掛ける場合と、L字金具を押さえつける場合です。
L字金具を引っ掛ける場合
L字金具を引っ掛けた場合の、L字金具の位置の写真です。
(写真では見やすいように引っ掛けていません)
この場合は、L字金具は引っ張りだされているのが分かります。
メジャーには、当然”0mm”の基準点が存在するわけですが、L字金具が引っ張りだされた状態では、L字金具の内側が0mm(つまり基準点)になるように設計されているのです。
そして、、
L字金具を押さえつける場合
床からの高さを測る場合等、メジャーのL字金具を床に押さえつけるように置く場合がありますよね。
その場合のL字金具の位置は・・
一番、引っ込んだ状態です。L字金具を床に押さえつけたので、その力でL字金具が内側に移動したわけです。
この時の0mm(つまり基準点)の位置は、L字金具の外側(写真だと左側)に来るのです。
まとめ
このように、メジャーは、何かに引っ掛けて長さを測る場合も、何かに押さえつけて長さを測る場合も、自動的に0mmの点が移動して、正確な長さが測れるように工夫されていたのです!
こんな事しなくても、誤差は1mmくらいなものですから、一般人は困る事はないと思うのですが・・・
このメジャーを使って、家を建てたり、家具を作ったりする職人さんもいるのですから、1mmの誤差を無視できないのだなあという事がわかりました。
数百円で買える、格安のメジャーも真面目に作りこんであることに改めて感心した山猫でした。
今回の記事は、知っている人も多いかもしれませんが、私のように、長い間その意味を知らずに、ボーと生きている人もいるかと思って、記事にしてみました。
誰かの役にたてばうれしいですね!
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