(この記事の最終更新日は、2020年3月12日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日の話題は、またまた写真について。。
写真の撮り方講座の記事が続いているね!
このブログで、一眼レフやミラーレス一眼の使い方について何回か記事にしたところ、読者さんから素朴な疑問が寄せられました。。。
今日は、そんな疑問の解決シリーズです。
この記事の内容はこんな感じです。
・白い物を白く、黒い物を黒く写すのは難しい!
・カメラは、なんでも灰色になるようにしている!
・フィルム(CCD)に当たる光の量を変える方法!
黒い物を黒く、白い物を白く写すには?
話の発端は、こんな会話から・・・
ねえねえ山猫さん
今日はどうしましたか?
この前白い紙の上にアクセサリーを乗せて写真を撮ったんだけど、全体的に暗ーい写真になっちゃったの。。。
それじゃあと思って、今度は黒い紙の上にアクセサリーを乗せて写真を撮ったら、、今度はアクセサリーが真っ白に。。
これってカメラが壊れているのかな?
なるほど。。まず言えることは、
「カメラは壊れていない!」
という事!これとっても大事だよ!
そうなんだ!じゃあどうしてこんな事になるのかな?
それはね。カメラは背景が灰色だと思ってフィルム(CCD)に当たる光の量を決めているからなのだよ。。
次の2枚の写真を見てみよう!
カメラの性能によってもだいぶ変わるから一概には言えないのだけど、大体こんな感じになるよ。
上の写真は、真っ白な背景にヘヤピンを置いたもの。
下の写真は、真っ黒な背景にヘヤピンを置いたもの。
注目点は二つ
・ヘヤピンの写りに着目すると、、白背景の時は暗く、黒背景の時は、明るくなっている。
・白背景も黒背景も「灰色」に写ってしまっている!
カメラによっては、白バックにしても、黒バックにしても、背景の色はほとんど変わらないという事もあるよ!
つまりこれは、カメラは本当の背景の色が分からないので・・・
きっと背景は灰色だから、背景が灰色に写るように、フィルム(CCD)に貯める光の量を調整しよう!
と考えているからなのです。
なるほど!白バックにすると暗くなって、黒バックにすると明るくなる理由がわかったわ!
でもどうすればいいの?
カメラの癖を見破る事が大事!
でも実は今は簡単なんだよ。だって、カメラの液晶の表示の具合で、カメラが考えていることは分かるからね。。
昔は、多分カメラはこう考えるだろう・・・
と思って勘で補正していたからね。。
という事で、光の量をコントロール「露出補正」の使い方を見ていくことにしましょう。
光を自由にコントロール。露出補正の方法を学ぼう!
まずは用語の説明。。
光をフィルム(CCD)に当てることを、写真用語で「露出」と言います。
カメラは、周りの明るさを計測して、大体これくらいの時間シャッターを開けて、絞りをこれくらいにしたら、ちょうどいい塩梅になると考えて、露出量を決めているのですね。
でも、カメラが、いつもピッタリの露出量を計算してくれるかと言うとちょっと怪しい。
例えば、今回の作例で出した、白バックや黒バックの時は、どうしても計算がズレてしまうのです。
そのカメラの癖を補正するのが、「露出補正」
露出補正をどうやって操作するかは、カメラによって異なります。
専用のダイヤルが割り振られている場合もあるし、ボタンでピコピコ動かす場合もあります。
露出補正の操作の仕方は、カメラのマニュアルをご覧ください!
露出補正ダイヤルを回していくと、+0.3とか-0.7とかいう数字が表れます。
+(プラス)側に補正するという事は、光を余分にフィルムに当てるという事。
つまり画面がどんどん明るくなっていきます。
-(マイナス)側に補正するという事は、光を当てる量を減らしていくという事。
つまり画面がどんどん暗くなっていきます。
では、先ほどのヘヤピンの写真を露出補正していきましょう!
白バックの写真に+(プラス)補正を掛ける!
+0.3 +0.7+1.0+1.3+1.7+2.0
今回は、+1.7か+2.0補正を掛けたあたりで大体適正な露出になりました。
黒バックの写真に-(マイナス)補正を掛ける!
-0.3-0.7-1.0-1.3-1.7-2.0
今回は、-1.3あたりが適正な露出ですかね。。
このようにして、補正を掛けてあげることで、光の量がピッタリあった写真を撮ることが出来るのです。
今はデジタルの時代。明るすぎる写真も暗すぎる写真もあとで補正ができるのですが。。
今回は撮影時に、露出補正を掛けることで、適正な露出の写真を撮る方法をお伝えしました。
撮る度に露出補正をするのはめんどくさいね!
最近は撮った後でも明るくしたり、暗くしたりできるからそれを使った方がいいんじゃない?
確かに、あとでいろいろ補正は出来るけれど、撮影時に大体合わせておいた方が、キレイな写真になるよ!
だからピッタリでなくてもいいから、ある程度露出補正をしておいた方がよいのだ!
そうなんだ!ありがとう山猫さん!
まとめ
という事で、今回は山猫の写真講座。黒を黒く、白を白く写すには?をお届けしました。
この露出補正は、背景の色の違いの他に、逆光時や、明暗の差の激しい物を写すときにも使えます。
写真を撮るときに液晶画面で自分の写したいものが真っ黒だったり、真っ白だったりした場合は、露出補正を試してみてください!
ちょっと写真が上手くなったような気がするよ!!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!!
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