(この記事の最終更新日は、2020年3月12日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日の話題は、地図に関する素朴な疑問シリーズ。。
と言っても2回目だけどね。。。
ちなみに一回目はこちら
今日の話題も地図。
日本からアメリカに飛行機で行くとき、どうして遠回りをするの?
お父さん何見てるの??
友達がアメリカに出かけたので、ちゃんと飛行機が飛んだか確認してたんだ。。
と言って、山猫が子ども猫に見せたのがこの画面
世界中を飛んでいる飛行機がどこを飛んでいるか見る事の出来るフライトレーダー24の画面。
成田を出発して、アメリカのダラス空港に向かう飛行機が表示されています。
ちなみに、このフライトレーダー24の解説記事はこちら・・・
面白いアプリなので、興味があったら是非↑を覗いてみてください。
さて、本題に戻ります。
すごい沢山飛行機飛んでるね!ところで、アメリカってほとんど日本の真横にあるのに、、
どうしてそんなに遠回りをしているの?
なんだかすごい北に向かっているみたい??
いい所に気が付いたね!確かにこの地図で見ると、すごい遠回りをしているような気がするよね。
では、本当に遠回りなのか、地球儀で確認をしてみようか!
ちょっと、子ども猫の地球儀を貸してくれないか?
了解!じゃあ持ってくるね!
さて・・・では実際に地球儀を使って、距離を測ってみることにします。
距離を測るのは次の2パターン
世界地図に最短と思われる赤の線と、実際に飛行機が飛んでいる緑の線を引いてみます。。
この地図は、日常で一番よく見る世界地図。
メルカトル図法と呼ばれる書き方で書かれた地図です。
※メルカトル図法ってなに?と言う方は、別の記事で詳しく説明しているので、もし時間があったらそちらをご覧ください。
ちなみに、出発地の成田と到着地のダラスは緯度はほとんど同じ。
メルカトル図法の世界地図上では、ほとんど真横に移動しているイメージになります。
1. (赤)東京からアメリカ(ダラス)まで、なるべく直線で引いた場合
じゃあなるべく真横にメジャーをはわせていくね!
ちょっとたるんじゃうけど、まあいいか。。
えーと。ダラス(だらす)までの距離は、23.4cmだね!なるほどなるほど。
じゃあ次は、飛行機が実際に飛ぶルートの長さを測ってみよう!
2.(緑)実際の飛行機が飛ぶルートをなるべくなぞった場合。
今度は真横じゃないから難しいな。
えーと日本を出てアラスカの下を通って、、
あれ?なんだかメジャーをはわせやすい気がするよ??なんでだろ? じゃあ距離を測ってみるね
えーと、距離は、20.9cm!!!! 真横にはわせて時は、23.4cmあったのだから、、遠回りした方が距離が短いよ!!なんで?
なんで、飛行機がアラスカの方を飛んでいるか分かったかな?
まあ実際は、気象条件とかの影響もあるので、いつもこのルートを飛ぶわけではないのだけどね。。
でもなんで遠回りした方が近いんだろ?
それは、地図の問題なんだよ。普段見ているメルカトル図法の地図はとっても優れた地図なんだけど、丸い地球を四角い地図にしているせいで、面積や距離が正しく表示できないんだ。
そっかー面白いね!!
そうそう。そういう特徴があるって覚えておけばいいんだよ!
さっきメジャーをはわせた時、アラスカの下を通した方がメジャーがピタッとくっついたんじゃない?
なんでピタッとくっついたかを考えてみても面白いと思うよ!
まとめ
今回は、日本からアメリカに飛んでいく飛行機は、なんで遠回りをするの?というテーマでお話しました。
というか、一見遠回りに見えて、実は飛行機は最短距離を飛んでいることが分かりました。
世界地図と言うのは、丸い地球を平面にしている関係で、真ん中と端で面積が違ってしまったり、距離が正確に測れなかったりするのです。
もともと丸い物を、四角い紙に書こうとするから無理が出ちゃうんだね!
いろいろな地図が考案されてそれぞれに特徴はあるのですが、完璧な地図を作るのは無理なんでしょうね!
実際の地球に一番近いのが、地球儀(当たり前ですが。。)最近は、地球儀は場所をとるからいらないよ!というご家庭も多いですが、お子さんがいる家では一台あると便利ですよ!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
~合わせて読みたい~
コメント
確かに距離的に有利ですし、更に洋上を飛ぶよりアラスカ周辺を飛ぶ方が緊急時に着陸できる可能性(空港)の関係もあるのではないでしょうか。
村木さん。コメントありがとうございます!
やはりアンカレッジやカルガリーなどの空港があるのは安心ですよね。