(この記事の最終更新日は、2021年1月7日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
この前こんな記事を書きました。
今流行りの「モバイルバッテリー」ですが、、意外と知られていないのがモバイルバッテリーの捨て方・・・という話題でした。
この記事を書いた後、こんな質問が。。
モバイルバッテリーや、ニッケル水素電池などの充電池の捨て方(リサイクルの方法)は分かったけど、、
普段使っているアルカリ電池やマンガン電池は、どうすればいいのかな?リサイクルするのかな?
私の住んでいる所では、乾電池は「不燃ごみ」で捨ててって言われたんだけど。。
そうだね・・・乾電池やボタン電池の捨て方って知っているようで知らないよね・・・
実は、電池によっては、店頭で回収している物があったりするんだよ!
よし!今回は、乾電池やボタン電池の処分の仕方を解説するね!!!
乾電池やボタン電池。種類によって処分方法が違うのです!
乾電池やボタン電池。。形も中身も違ういろいろな種類の電池が使われています。
すべての電池が同じ処理方法だったら楽なのですが、、残念ながら、電池の種類によって、処理方法が違うのです。
電池の処分方法は大きく分けて2つ。
- ゴミとして処分する電池
- 店舗などに設置されている回収ボックスに入れる電池
気を付けなくてはいけないのは・・・電池の種類によって、ゴミとするのか回収ボックスに入れるのかが決まっている点。
なんでも回収ボックスに入れれば良い!という話ではないのだね。
CASE1:一般の不燃ごみとして処分する電池 ※市町村によって例外あり!
まずは、一般の不燃ごみとして廃棄するグループ
一般の不燃ごみとして処理するグループはこちら!
・マンガン乾電池
・アルカリ乾電池
・円筒型リチウム電池(リチウム1次電池)
・リチウムコイン電池(リチウム1次電池)
過剰書きにしても、どんな電池か分からないよ!
という事で、もう少し詳しく解説していきます!
マンガン乾電池 アルカリ乾電池
よく見るタイプの乾電池。単1型~単5型があります。最近は、単三型と単四型以外はほとんど使う事が無くなりました。
アルカリ電池とマンガン電池の処分方法は同じ・・・市町村(自治体)がゴミとして収集します。
円筒型リチウム電池
形状は、乾電池と似ていますが、胴体が太くて、短いのがポイント!
型番の最初が「CR」で始まっています。「CR2」と「CR123A」という品種が良く使われています。
円筒型リチウム電池は、アルカリ電池やマンガン電池よりもパワーがあるので、カメラ用フラッシュに使われたりしています。
ちなみに、モバイルバッテリーの中身として有名な「リチウムイオン電池」とは、「リチウム」という名前は同じですが、、中身は別物・・・
円筒型リチウム電池は、充電することが出来ません!!
そうなんだ!リチウムって書いてあるから、充電できるのだと思ってた!
リチウムコイン電池
一般的にコイン電池と呼ばれているのが「リチウムコイン電池」↓の方で出てくるボタン電池と良く似ています。
実際に、リチウムコイン電池の事を、ボタン電池と呼んだり・・・その逆もありますので、明確に使い分けはされていないと考えた方が良いです。
コイン(ボタン)電池の内、リサイクルできない(しない)のがこのリチウムコイン電池。。
型番が「CR**」で始まるのがポイントです。
リチウムコイン電池は、ボタン電池に比べて平べったいね。
補足:電池をゴミに出す前に・・・+極と-極をテープで隠しましょう!
使い終わった電池。。まとめて箱にいれて保管している方・・・結構いると思います。
うちも昔はそうだったわね!
実はとっても危険なんだ! 電池の中に電気が残っている場合があるからね!
実は、使用済み電池を箱に入れて火事になるケースが・・・箱の中で、電池の+極と-極がショートして、火が出てしまうのです!
使用済み電池の危険性についてはこの記事で詳しく解説しています!
とりあえず結論を書いておくね!
ボタン電池(コイン電池)は電極が広いので、電池全体を絶縁テープ(電気を通さない素材ならOK)でぐるぐる巻きにしてしまいましょう!
単三や単四乾電池は、上下の電極が隠れれば良いのですが、剥がれてしまう危険性を考えて・・・ぐるぐる巻きにするのが良いです。
円筒型リチウム電池の電極は、単三電池や単四電池と同じく、電池の上下に。。
テープの巻き方も単三電池や単四電池と同じく、全体をぐるぐる巻きにするのをお勧めします!
CASE2:店頭で回収してもらう電池 ※ 不燃ごみに出してはいけません!!
次に、店頭で回収してもらう必要のある電池。
見た目がとても良く似ているから、間違えないように気を付けないと!!
店頭で回収してもらうグループ
・アルカリボタン電池
・酸化銀電池
・空気亜鉛電池
こちらも、名前だけだとなんだか分からないね!
アルカリボタン電池
以前は、いろいろな電気製品で使われていたボタン電池。。今でも子ども用のおもちゃでは良く使われています。
ちっちゃな家電(懐中電灯とか、体温計とか)でも使われているよ!
型番が「LR**」で始まるのが識別ポイント。
リチウムコイン電池よりもちょっと分厚くて、直径が小さいと覚えておくとわかりやすいです。(もちろん型番をチェックするのが確実です!」
酸化銀電池
昔、カメラ用の電池で使った記憶がある酸化銀電池・・・結構高い電池です。。(銀を使っているからかな?)
形状は、アルカリボタン電池と良く似ています。
と言うか、ほぼ同じだね。。
型番が「SR**」で始まるのがポイント。
この電池じゃなきゃダメ!という機械があるからまだ売っているのだと思いますが、山猫が使っている電気製品でこの電池を使っているのはないですねえ。。
※ ノギスという工具用の電池で使われいるという声も・・・
空気亜鉛電池
補聴器用の電池として有名なのが、空気亜鉛電池。。
型番が「PR**」で始まるのがポイント。
高出力の電池なのだけど、使用温度や湿度に制限がある不思議な電池。。
特に温度が下がると性能がガクッと落ちてしまうという特徴があります。
常に体に密着している補聴器との相性が良いので、今でも広く使われています。
※ 空気亜鉛電池は、アルカリボタン電池の代わりに使ってはいけません!
とってももったいない使い方になってしまいますよ!
補足:電池を回収ボックスに入れる前に・・・捨てる時と同じように電極をテープで隠しましょう!
電池を回収ボックスに入れる時の注意点は、電池を捨てる時と同じ。。
特に、電極の面積が広いボタン電池は、ショートしやすいので、捨て方には十分注意が必要です。
ビニールテープや、紙テープ。セロハンテープでもOKです。とにかく電池の銀色の部分がテープで隠れるように、巻いてから捨てましょう!
でも・・・どこに回収ボックスがあるの?
でも、でも、でも・・・ボタン電池の回収ボックスってどこにあるの?
そうだよねえ。回収ボックスはそれほど大きな物ではないから、、見落としてしまいそうだよね。。
ボタン電池の回収ボックスがどこにあるのか?ネットで調べられます!
なかなか見つけられない、ボタン電池の回収ボックス。
実は、どこに回収ボックスが設置されているか、ネットで調べる事が出来るのです!
それがこのページ
このページ(一般社団法人 電池工業会)から、電池回収ボックスの検索ページに飛ぶことが出来ます。
さっそく検索してみましょう!ここでは例として、静岡県磐田市を検索してみます。。
※リストは途中までしか見えていません!!実際はまだ下に続いています。
磐田市は、人口15万人くらいの地方都市。この街に設置されている回収箱の数は「17個」でした。
少ないような気もしますが、大型のホームセンターやショッピングセンターには設置されているという印象です。
事前に調べていけば、安心だね!
まとめ
今回は、充電できない電池(1次電池)の廃棄の方法について解説しました。
普通の乾電池や、リチウム電池を不燃に出してしまうのは、なんだかもったいない気がしますが、、リサイクルはできないのかな?
また、一部のボタン電池は、店頭で回収されてはいますが・・・
その理由が、電池の内部に含まれている「水銀」のためという事で、こちらも、積極的にリサイクルされているのかどうかわかりませんでした。
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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