(この記事の最終更新日は、2021年6月24日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
本日の話題は、「雷」です!
山猫が住んでいるのは、太平洋岸の静岡県。
日本海側に住んでいる方からすると「何言ってんだ?」と思われてしまいますが、、
実は太平洋側は冬はほとんど雷が鳴らないのです!
だから夏は雷の季節!昼間は天気が良くても夕方になるとにわかに雲が広がって、夕立と雷がセットでやってくるのです。
今回の記事は、雷から家の電化製品を守ろうという趣旨です。。
多分日本に住んでいる人のほとんどが対象になるんじゃないかな?
~序章~ 山猫の体験談
最初は山猫が実際に体験した事。。
その日はお休みで、家でパソコンを開いて、何やら作業をしていたのですが、、、
そのうち大雨と雷が鳴り始めました。
あーまずいなー。。と思ってはいたのですが、「まあ大丈夫だろ。。」と思ったその時、近所に落雷!!ものすごい音とともに停電。。。
いろいろやられてしまいました。。。
(別に、家電製品から火が噴き出た!とかはなかったのですが、パソコンがお亡くなりになったり、テレビが壊れたり・・・まあいろいろ被害が出たわけです。)
あの時、早めに気が付いて、家電のコンセントを抜いておけばよかったなあとかなり後悔したのを覚えています。
雷が落ちたとき、何が起こっているのか?
実は、山猫はちょっと勘違いをしていたのです。
雷で電化製品が壊れるのって、雷が家に直撃した時だけだろう?
そんな事ほとんど起きる事ないから、心配しなくてもいいんじゃない?
そんな風に思っていたのですが、実際、家に直撃していなくても電化製品は壊れてしまったのです。
なんでこんなことが起こったのでしょうか?
雷が落ちると、周囲数百メートルの範囲で雷サージが発生する。
いきなり雷サージというよくわからない言葉が出てきましたが、、
雷サージとは、雷が元で発生する膨大な電気エネルギーのノイズの事。
雷サージの元になるのは当然、「雷」 雷はものすごい電気エネルギーの塊なのです。
落雷時の電圧は200万~10億ボルト、電流は1千~20万アンペア、時に50万アンペアにも達するそう。。
家庭用の電気の電圧は、100ボルト~200ボルト 。
ちょっと何を言っているかわからないぐらい違いますよね。。
なんだかよくわからないけど、とんでもないパワーだ!って事は分かるよね!
雷が地面に落ちたときに、雷が落ちた場所の周りで、ものすごい高電圧のノイズ(雷サージ)が広がるのです。
このノイズは、電線や、電話線など、金属線を伝って、各家庭のコンセントに届いて、電気製品を壊してしまうというわけです。
誘導雷・逆流雷(侵入雷)とは?
雷サージは、伝わり方によって、以下の3種類に分けられます。
誘導雷
逆流雷(侵入雷)
この内、直撃雷は、直接家屋に雷が落ちる事。
もうこうなってしまったらどうしようもありません。
避雷針がなければ、家屋も無事では済まない可能性が高い。
当然、コンセントにつながっている電化製品はこわれてしまうでしょう。
正直言ってこの直撃雷から、家電を守ることは難しいです。
あまりにもエネルギーが強いですからね!
対策が可能なのは、誘導雷と逆流雷(侵入雷)という事になります。
誘導雷、逆流雷(侵入雷)の意味を簡単にご説明するとこんな感じ。
誘導雷:雷のエネルギーで、電線や電話線に強いノイズが乗って周囲に広がる事。
一瞬ですが、電線に数万ボルトの電圧がかかる事も・・・
逆流雷(侵入雷):雷のエネルギーで、大地の電圧が急上昇して、アース線より家屋に浸入してくるケース。
誘導雷と同じように、電線に大きな電圧がかかります。
誘導雷・逆流雷(侵入雷)の届く範囲
誘導雷、逆流雷(侵入雷)は、雷が落ちたポイントから、数百メートルの範囲で発生しますが、影響範囲はもっと大きいのです。
(電線はどこまでもつながっていますからね。。)
一般的には、雷が落ちたポイントから半径1~2kmの範囲は、誘導雷、逆流雷(侵入雷)の影響があるそうです。
意外と広い範囲に影響があるのですね!
では、雷サージから電気製品を守る手段について次項で考えていきたいと思います。
家庭でできる雷サージ対策
最も確実なのは、雷が鳴り始めたらコンセントを抜くことです。
いきなり身も蓋もありませんが、、一番の対策はコンセントを抜いてしまう事。
雷サージは、電線を伝って屋内に入ってくるのですから、雷が近づいてきたらすべてのコンセントを抜いてしまうのが一番の対策となります。
ちなみに、ゴロゴロという雷の音が聞こえるのは、自分のいる場所から半径10km程度。意外と近くに来ないと雷の音は聞こえないのです。
雲の速度が速い場合は、10kmを15分程度で来てしまう場合もあるので、雷が鳴り始めたらすぐに行動しないと間に合わなくなってしまいます。
それよりも遠くの雷を検知したい場合は、専用の雷レーダーが売られています。
このブログでも以前、雷探知レーダーを特集したことがありましたのでご興味のある方は下のリンクをご覧ください。
確かに、雷が近づくたびにコンセントを抜くのは確実な対策ですが、はっきり言ってめんどくさいですし、出かけている時に雷が落ちたらどうしようもないですよね!
次にご紹介するのは、雷サージを吸収する専用の部品を付けた雷サージタップです。
雷サージのエネルギーを吸収する雷サージ対策グッズ
いちいち、雷が鳴る度に家じゅうのコンセントを抜くのは大変ですよね。。。という事で違う方針で考えてみます次は、雷サージ対策グッズを使う方法です。
雷サージは強烈な電気エネルギーのノイズなのですが、一瞬で終わるという性質があります。(その一瞬が強烈なのですが・・・)
この雷サージを吸収する機能のついた、雷サージグッズが販売されていますのでご紹介します。
雷サージ対策機能のついたテーブルタップ
エレコム 電源タップ 雷ガード 一括スイッチ マグネット付き 抜け止めコンセント 3P 7個口 2m T-Y3A-3720WH
雷サージを吸収するバリスタという部品が付いた電源タップです。
写真では6個口の大きなものですが、もっと小さい物も市販されています。
とりあえず壊れやすいと言われている、パソコンやテレビやビデオなどをつなぐタップだけでも雷サージ対応品にしたいですね!
コンセントに差し込むタイプの雷対策グッズ
今使っている、普通の電源タップを、雷サージ対応タップに変えてくれる便利な部品です。使い方は簡単。
電源タップの一つの口に、この雷バスターを差し込むだけです。
弱点は、この雷バスターで電源タップの口を一口使ってしまう事ですね。。
この商品を買うのなら、新しい雷サージ対応の電源タップを買うよ!
という人もいると思います。値段がすごく安いわけでもないですから・・・
でも、この雷バスタープラグは、よく売られている雷サージ対応電源タップよりも高性能なのです。
どの部分かと言うと・・・対応できる雷サージの電圧が60000ボルト!と言う点。
よくある雷サージ対応電源タップに使われている部品は、12500ボルトなので、5倍くらい強力な雷サージに対応できるというわけです。
純粋に雷対策って考えると、この商品が最強かも
電源タップとコンセントの間にかませるタイプもあります。
今ある、電源タップはそのまま使えて、なおかつ高性能な雷サージ対策ができるグッズも市販されています。
この商品も、対応できる雷サージの電圧は60000ボルト!
もちろん、すべての雷サージから家電を守ることは出来ませんが、かなり安心して使用できるようになるのでは?と思います。
まとめ
今回は、雷が家電を壊すメカニズムとその対策について記事にしてみました。
正直、雷で電化製品が壊れるなんて・・・と思われる方もいると思いますが、実際に壊れます。。
山猫も自分が被害にあって、初めて他人事ではなくなりました。。。
最近は温暖化の影響なのか、夏になると激しい雷雨になることが増えましたよね。。
雷対策。考えてみたらいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました!
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