(この記事の最終更新日は、2020年4月15日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
このブログ(山猫の雑記ブログ)で、先日こんな記事をアップしました。

蛍光灯の照明器具は3種類あるって話だったよね!
そんな記事をアップしたところ、読者さんからこんな質問が・・・

最近、20Wや40Wの直管型の蛍光灯と同じ形のLEDライトが売っているけど、あれはどうなの?
電気工事もいらないし、省エネになるって書いてあるよ!

確かに、最近よく聞くね!でもあのLEDライト。
使い方を間違えるととっても危険なんだ!
という事で、今回は、既存の蛍光灯を簡単にLEDライトに出来る、直管型LEDライトについてお話していこうと思います。
結論を言うと、、
直管型蛍光灯の説明の前に「電球型LED」について解説するよ!
直管型LEDの話をする前に、今、爆発的に普及している、電球型LEDについて・・・
蛍光灯よりもさらに省エネ!しかも長寿命 世の中の流れはLED
白熱電球に比べ、圧倒的に省エネで長寿命の「蛍光ランプ」。
もうこれ以上の照明は出来ないのか?と思っていた所に現れたのが、「LED(発光ダイオード)」を使用した照明。。
省エネ性能に優れた蛍光灯よりもさらに、消費電力が半減しているというすごい照明器具が登場したのです。

LED知ってる!うちも白熱電球を止めて、LED電球にしたもんね!

そうそう!最初に普及したのは、電球型のLEDなんだ!
白熱電球と比べると同じ明るさなのに、ほんと電気を使わないので爆発的に普及したね!
Lその省エネ性と、電球を取り換えるだけ!
という手軽さがうけて、LED電球は爆発的に普及しました。
ちなみに、LED電球が普及する前に、蛍光管を使った電球(電球型蛍光管)も売られていました。
その3つを簡単に比較してみましょう!
白熱電球~LED電球までの歴史を簡単にご紹介!
今ではLED電球を使うのが当たり前になってしまいましたが、ちょっと前までは白熱電球しかありませんでした。簡単に歴史を振り返ってみましょう!
エントリーNo.1 白熱電球(60W)
昔ながらの白熱電球です。今回用意したのは、60W型と呼ばれる品種。
この白熱電球の消費電力は、「54W」
この電球の寿命は、約1000時間。
1日6時間点灯させると、160日くらいで点かなくなる計算です。
もともと60W型と言うのは、60Wの白熱電球を使うよ!
という意味なので、消費電力が54Wと言うのはよくわからないのですが、、

まあ、細かい事はいいよ!先に進もう!
エントリーNo.2 電球型蛍光灯
電球の口(口金E26)にそのまま挿せる、電球型蛍光灯です。
白熱電球よりもはるかに省エネ、長寿命という事で、LED電球の前にかなり普及した商品です。
特筆すべきは、その消費電力と寿命
今回、例に挙げた、パナソニックのパルックボールの性能はと言うと・・・
明るさ:60Wの白熱電球相当
消費電力:11W
寿命:10000時間
白熱電球の54Wに対し、電球型蛍光灯は11Wと、圧倒的に省エネになりました。
しかも、寿命は約10倍!
これは、普及するはずですよね!

確かにすごい性能で山猫家でも使っていたのだけど、、点灯・消灯を繰り返すと、寿命が短くなるという問題と、、
点けてからしばらくたたないと明るくならないという問題があったなあ。
点けてからしばらく経たないと、明るくならない問題は、新しい商品が出るたびに改善されていったのですが、、やっぱり、最初の頃の印象が残っちゃってます・・・
エントリーNo.3 LED電球(60W相当)
こちらも電球の口(E26口金)にそのまま挿せるLED電球です。
今回例に挙げたのは、パナソニックの60W相当の明るさのタイプ。
さてこのLED電球の性能を見て見ましょう!
明るさ:60Wの白熱電球相当
消費電力:7.3W
寿命:40000時間
目を引くのが、消費電力!電球型蛍光灯もすごい省エネだと思っていましたが、さらに消費電力が減って、7.3Wという驚きの数値に!

54Wが7.3Wになったらびっくりだね!
しかも、寿命は、40000時間。一日6時間点灯させたとすると・・・
なんと18年も持つという計算に・・・

ひえー!この電球が切れるころには、大人になってるって事だね!

もう、ここまで来ると、電球の寿命を考えなくてもいいレベルだね・・・
しかも、LED電球は、電球型蛍光灯にあった、明るくなるのに少し時間がかかるという問題もないため、頻繁に点灯・消灯を繰り返す、トイレや洗面所でも、使いやすいという面も。

ホントに欠点がないんだね!
蛍光灯に比べてもかなり省エネだし、これからの時代は、LEDだね!

そうなんだ!電球型でこれだけ普及したLED。
次は、今まで使っていた、直管型の蛍光灯もLEDに・・・というのは自然の流れだったんだよ!
最近は、LED電球の価格も下がってきて、もうLEDを選択しない理由が見つからなくなってきました。
山猫家も、電球はすべてLEDタイプに変えてしまいました・・・でも、あくまでも電球は!の話です。
という事で、ようやく今日の本題。直管型の蛍光灯の話へ・・・
直管型LEDってどんな物?
直管型LEDの話をする前に、直管型LEDを装着する側の「蛍光灯照明器具」についてご説明。
直管型の蛍光灯照明器具って、そもそもどんなのだったかな?
直管型の蛍光灯とは写真のように真っすぐな蛍光ランプを使うタイプの照明器具の事。
20Wや40Wの直管型蛍光灯は、日本中ありとあらゆる所で使っています。。
このタイプのランプを見たことが無い!という人は多分いないんじゃないかな。。。

もう、めちゃめちゃ普及してる照明器具だよね!
蛍光ランプは、長持ちするうえに、白熱電球よりもはるかに省エネ(電気を使わないのに明るい!)という事で、爆発的に普及が進んだのです。
電球と同じように、直管型蛍光灯もLEDに変えてしまえばいいじゃない!

これだけ普及してるんだから、電球と同じように、蛍光管をLED管に変えてさらに省エネ!って自然の流れのような気がするね!

そうなんだけど、実は、蛍光管をLED管に変えるのは、いろいろ難しい面があるんだ!

そうなんだ。。単純に、蛍光管をLEDで光るのに変えればいいと思っていたよ!

ここから先は、ちょっと難しい話になるよ!眠くなりそうだったら、飛ばし読みしてね!
蛍光灯は、蛍光管以外に安定器と点灯回路がついている!
詳しくは、前回の記事、「普段見慣れている「蛍光灯」実は、三種類あるって知ってましたか?間違えて付けると壊れちゃうかも!」
に書いてあるのですが、蛍光灯の照明器具には、蛍光管を発光させるための回路がついているのです。
例えば、こんな感じ。
「スターター式の例」

蛍光ランプの他に、安定器と、点灯管(グロー)がついているね!

そうなんだ!この状態で蛍光ランプをLEDランプに変えると・・・

そうか!安定器っていう機械が残っちゃうのだね!
直管の蛍光管を、直管LEDに変える難しさはここにあるのです!
直管LEDと、照明器具の方式が合わないと、最悪 発煙、発火の可能性もあるのですよ!

照明器具を変えただけで、家が燃えちゃったらいやだなあ。
例えば、ネットで購入できるこの商品。説明書を見て見ると・・・
こんな説明が・・・
・お使いの器具がグロースターター式の場合は、グロー球を取り外すだけで使用できます。
また、安定器を取り外せば、更に省エネ効果が得られます!
(LED蛍光灯では必要のない安定器は、無駄な電力を消費したり、安定器に電気が流れたままで火災や漏電の危険性があるので、配線工事の実施をお勧めします。)・ラピットスタート、インバーターの場合は直結工事が必要ですので電気工事店にご相談ください。
スターター式の場合は、グロー球を外せば使えるよ! でも安定器を外す工事をすることをお勧めするよ!
でも、ラピットスタート式やインバーター式の場合は、そのままでは使えないよ!
って、書いてあります。

結局工事が必要って事だね!

そうなのだ!直管LEDを使えるように、安定器や点灯回路を外す工事が必要なんだよ!
そもそも、自分が使っている蛍光灯照明器具がどのタイプか、分からない場合も多いのですから、電気代が安くなるから・・・と思って、直管LED照明に変えるのは、
「ものすごくリスクの高い行為」
と言うのを覚えていてほしいと思います。
一応、スターター式は、そのまま交換も出来るのですが、、安定器が故障して発煙、発火する可能性もあるので、やめておいた方が無難。
もし、どうしても直管LEDに交換したいのなら、資格を持っている人に、工事をしてもらってくださいね!
まとめ
しっかりと工事を行えば、安全に使える直管LEDですが、知識の少ない人が安易に蛍光管をLED管に交換して、故障や発煙、発火するという事故がいたるところで起きています。

でも、蛍光管ってこの先なくなっていくんでしょ?

そうだね。もう蛍光管の照明器具はほとんどのメーカーで生産中止になったから、これからはLEDの時代だね!
山猫がおすすめするのは、照明器具ごとLED照明に交換する方法。
照明器具のも寿命がありますので、直管の蛍光灯をLED化するときは、照明器具ごと、LED専用に交換することをお勧めします。
※ 交換作業でも、ちゃんと資格を持った人が作業をする必要がありますよ!
以上最後までお読みいただきありがとうございました。
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