(この記事の最終更新日は、2020年4月24日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回は、ノートパソコンやスマホやモバイルWi-Fiルーター。モバイルバッテリーなど、幅広く使われている、リチウムイオン電池(リチウムイオンポリマー電池を含む)の膨張について・・・

膨張って、電池が膨らむって事?

そうなんだ!私も今までに2回経験があるよ。
一つは、iPadでもう一つはWi-Fiルーターだった。
スマホや、モバイルWi-Fiルーターの場合、電池は見えない所に入っていますので、普段はどこにあるのかも分からない状態。。
多分、ちょっと膨れたぐらいでは気が付かない。。
もしかしたら、触った感じに違和感があるかもしれないけれど、ほとんどの人は気が付かない。
でも、どんどん膨れてくると嫌でも気が付いてしまうのです。
このスマホ。。別に分解したわけではなくて、、勝手に液晶パネルが盛り上がって外れています。
スマホ内部の電池が膨らんだおかげで、内部の基板やら、液晶やらが持ち上げられてしまったというわけ。。

電池が膨らむって、、すごい力なんだね!

そうだね!でも、膨らみ方はみんな違うよ!我が家のモバイルWi-Fiルーターは、背中の部分がなんとなく丸くなるぐらいだった!
クレードルから取り出す時に、なんかおかしい!って気が付いたんだ!
リチウムイオン電池は古くなると、膨らむことがあります。
最初に言っておかなくてはいけないのは、次の2点!
・膨らむ原因は、電池内部で発生した”ガス”

なんでリチウムイオン電池が使われているの?

リチウムイオン電池は、今までの充電池と比べて、沢山の電気を貯めこむことが出来るからなんだ!
要するに、性能がいいって事!
スマホやタブレットを長時間動かすために、リチウムイオン電池が最適なんだ!

なるほど!性能がいいから、みんな使ってるって事だね!
とっても性能の高い、リチウムイオン電池ですが、、充電ー放電を繰り返しているうちに、少しずつ性能が下がってしまいます。
カタログを見ると、大体500回くらい充電すると寿命が来るタイプが多いようです。
500回と言えばかなりの回数充電できるように感じますが、、毎日 充電-放電を繰り返す場合、2年は持たないという計算になります。

寿命が近づいたらどうなるの?

だんだん、貯められる電気の量が減ってきてしまったりするよ。
また、内部でガスが発生するようになるんだ。

そのガスが、電池を膨らますってわけか!
という事は、膨らんでる電池は、寿命が近いって事だね!

他にも、作った時のミスで、膨れてしまう事もあるようだけど・・・
いずれにしても、膨れてしまったバッテリーは、もう使わない方が良いのだ!

ガスが溜まってるって事は、爆発することもあるのかな?
膨らんだ電池の安全性は?
ドコモのサイトを見ると・・・
膨らんだ電池について以下のように書かれていました。
電池は劣化に伴い膨らむ場合があります
~中略~
電池は膨らんでも安全性に問題はありませんが、安心してお使いいただくために、ドコモショップなどにご相談ください。
※NTTドコモHPより引用
バッテリーが膨らんだからと言って、すぐに発煙、爆発にいたるかと言うと、、そうではないようです。
但し、膨張の結果、電池の内外の配線が接触してショートする可能性もあります。
発煙や発火の可能性もありますよ!!!
そもそも、電池が劣化した事を知らせてくれるシグナルなので、もしそのまま使える状態だとしても、すぐに交換しましょう!
電池が膨張したら、とにかく販売店や電気店に相談!
スマホの場合は、電池が取り出せない場合も多いので、なにかおかしいな!と思ったときは、ドコモやAU、ソフトバンクなどのショップに相談するのが最良!
膨らんだバッテリーの回収や、修理の受付をしてもらえますよ!
モバイルバッテリーやパソコンのバッテリーの場合は、使えなくなったバッテリーの回収箱が置いてある電気屋さんに!
モバイルバッテリーの捨て方は、↑の記事が詳しいです!どこに回収箱があるのか?簡単に検索する方法も記載しています。
膨らんだリチウムイオン電池は、そのまま回収箱に入れると危険な場合がありますので、廃棄する場合は、必ず店員さんとご相談ください!
最もやってはいけないのが、不燃ごみに出すこと!
リチウムイオン電池やリチウムイオンポリマー電池は、とっても小さいので、まあいいや!って不燃ごみに出してしまう人がいるかもしれません。
でも、これは、とっても危険!
リチウムイオン電池は、衝撃や変形に弱いので、ゴミの回収車の中で、発煙、発火する危険性が。。
ゴミ回収車が火事になってしまいますので、絶対にやめましょう!
最近は、バッテリーが内蔵されている機器が増えているので、気が付かない内に不燃ごみに出してしまっている可能性も!十分注意したいですね!
リチウムイオン電池の寿命を延ばすには・・・
メーカーが想定している、リチウムイオン電池の充電回数は、「500回」前後。
でも、スマホって毎日充電しますよね。。
500回なんてあっという間。。出来ればもう少し持ってもらいたいですよね!
リチウムイオン電池は、正しく使っていても少しずつ劣化して性能が下がっていきます。
これは、今の技術では仕方のない事。。
でも、電池の劣化を抑える事は出来ます!重要なポイントは次の2点!
・過放電は避ける(完全に空にしてはいけません!)

長持ちモードってどんな機能なの?

電池を満タン(満充電)にしないで、ある程度電気が溜まったら、充電を終わっちゃう仕掛けだよ!
過充電ってのは、充電しすぎって事。
満充電になる前に、充電を終わっちゃえば、過充電になる危険性が減るよね!

なるほど!でもそうすると使える時間が短くなるんじゃ。。

そうだね!それが弱点なんだけど、、
バッテリーがダメになっちゃうよりはいいよね!って話なのだ。。
過充電は、充電器側で防止機能をいれればかなり防ぐことが出来るのですが、、

どうやったら過放電になるの?

一番多いのが、電池を使い切った後、充電しないで放置した場合だね!
たとえ取り外してあっても、電池の中の電気はすこーしずつ減ってしまうんだ。

つまり保管して使わない時でも、定期的に充電する必要があるって事だね!

ホントは、電池の容量の半分くらいためておくのはいいとか言うけど、そんなの一般家庭では無理!
ある程度電気が溜まっているのが確認できれば十分だと思うよう!
まとめ
今回は、ぷくーと膨れてしまう、リチウムイオン電池についての記事でした。
この記事は、電気に詳しくない人でも、なんとなく意味が伝わるように、専門用語を出来るだけ使わないように解説しています。
電気に詳しい方から見ると、表現の正確性に欠ける!と感じるかもしれません。
あらかじめご了承ください。
以上最後までお読みいただきありがとうございました。



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