(この記事の最終更新日は、2022年7月14日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
この記事は、子どもと一緒に天体観測を始めてみたけれど、、
いったい、何を見たら良いのか分からない!
というお父さん、お母さん向けに書いているよ!
今日のお題は、「月」です。
一番身近で、一番良く見える天体が「月」。小さめな双眼鏡や、子ども用の望遠鏡でもかなり細かい部分まで見えるのが「月」
月なんて、毎日見てるよ!
説明されなくても大丈夫!!!
ほんとにそうかな?
それに、月っていつも見えてるわけじゃないんだよ!
え!そうなの?
そういえば、形も日によって違う気が。。
「月」っていう見慣れた天体でも、楽しめるポイントは山ほどあるんだ!
今回の記事は、「月」の観察をいかに楽しむか!
何も知らないと、ちらっと双眼鏡や望遠鏡で覗いて、「もうわかった!」ってなっちゃうけど・・・実はめちゃくちゃ奥が深い天体なのです。
子どもと天体観測。ただ見ていても面白くありません。
子どもにせがまれて、天体望遠鏡や双眼鏡を買って、星座早見板や、赤いライトなどを一通りそろえて・・・さあ、星を見よう!って思ったとき
一体何を見たらいいの?
ってなっちゃう事、結構あるのです。
そんなの、望遠鏡や、双眼鏡で適当に空を眺めていればいいんじゃないの?
最初の10分くらいはそれでも面白いかもしれない。
でも、星の楽しみ方をしらないと直ぐに飽きちゃうかも。
条件が良くて、星が降ってきそうな星空だったら、見ているだけで幸せ!って場合もあるのですが・・・
都市や郊外で、空が明るい場所だと、、どこを見たら良いか結構迷ってしまうのです。
やみくもに見ていても、たいして星が見えずに、つまらなくなってしまうのだ!
ほんとは、面白いはずの星空観察。
でも知識がないとどこを見たら良いか分からないうちに飽きてしまうのです。。。
月の観察は天体観測の練習にも最適!
山猫が月の観察をお勧めするのは、月が天体観測のターゲットとして面白いという以前に・・・
子ども用の機材で最も良く見えるのが「月」なんだ!
しかも、月は、大きくて明るいため、双眼鏡や望遠鏡の視野に入れるのも簡単!
実は、双眼鏡や望遠鏡を自分が見たい星に入れる(導入っていいます)は、慣れていないと結構難しい。。
その点、月はとっても明るいので、星の導入の練習としても最適なのです。
月の観察を面白くするために・・・
月の観測ってそんなに面白いのかな?
「月」はボーと見ていてもあまり面白くはないのですが、月の事をいろいろ調べ始めると、かなり興味深い観測対象だという事が分かります。
月の形や位置は毎日違う!
そういえば、満月とか半月とかあるよね!
月は、約1か月かけて地球の周りを一周回っているので、毎日見える時間や、形が違います。
月の位置によっては、ほとんど見えない事も!
そっか!月の形や見える方角に着目するのも面白いんだね!
月の表面はボコボコしていたり平らだったり、、
双眼鏡だと大まかな所までしか見えないのですが、15倍~50倍くらいの倍率の望遠鏡があれば、月の表面を細かく見る事が出来ます。
肉眼では、黄色っぽい円盤のように見える月ですが、望遠鏡で見ると、大小のクレーターがあったり、なぜか平な部分があったり。。
どうして、こんな地形になったのだろう?と疑問に思ってくれたらしめたもの。
実は、一つ一つにちゃんと理由があるのです。
たまにビックイベントも!
月に関するビックイベントと言えば、「月食」。
満月の日にたまに起こるのですが、地球の陰に月が入って、どんどん月が欠けていくという面白いイベントです。
これ、知ってる!完全に月が欠けると、なぜか暗くて赤い月になるんだよね!
それ以外にも、他の惑星や恒星と近づいたり。。。
こういうイベントはいつも見ることが出来るわけじゃないのだ。
ネットや雑誌などで、情報をゲットするのがいいよ!
月の事を子どもと一緒に勉強するのならこの本がおすすめ!
実は、子どもと一緒に読める月の本はあまり多くありません。
いろいろな星の紹介の中に月が入っている事はあるのですが、、
そんな中で山猫がおすすめするのがこの本です。
星の手帖社さんから発売されている、「こども図鑑 月の観察」です。
まさに月の事を知るための一冊。
月に関する情報が子どもにもわかりやすいようにまとめられています。
※複製防止のため本の一部にモザイクをかけています。
中身は、月の満ち欠けの説明があったり・・
月の模様のお話があったり、、
もうちょっと専門的な、月蝕(月が地球の陰に入る現象)の説明があったり。。
とにかく、この一冊を読めば、月に関する予備知識は十分!
大人でもこの本に書いてある事を全部知っている人は少ないと思うよ!
とっても優しく書いてあるから、親子で学ぶには最適なんだ!
付録の「月齢早見盤」はかなり使える!
この本を買うと、もれなくついてくるのが、「月齢早見盤」
実は、星座の早見盤はどこにでもあるのですが、今日の月がどのくらいの月齢か?を知れる月齢早見盤は、ほとんどありません。
しかも、この早見盤1940年~2050年までの月齢を一発で表示することが出来る優れものなのです!
なにやら数字がいっぱい書いてあって難しそうだけど、大丈夫なのかな?
では実際に今日の月齢を調べてみましょう!!
ちなみに本日は、「2020年6月5日」です!
Step1 「年」の確認!
最初に確認するのは、「しらべたい年」
今回は2020年だね!
円盤の中に書かれている年号から「2020年」を探します。
「B」の列にありました!! 2020の文字が「赤く」なっているのは、うるう年の印!
この情報は後で使うので、注目しておきます。(ちなみに2020年はうるう年でした!)
Step2 外周の記号を確認!
今度は、外周に着目。「B」の文字を探します!
この「B」の文字の所に、1月~12月までの自分の調べたい月を合わせます。
(うるう年の時は「赤」それ以外は「青」の文字を使いますよ!)
2020年は「赤」なので、赤い6月の文字をBに合わせます。
これで準備はOK!最外周に日にちと月齢が表示されました!
Step3 調べたい日の日付を確認!
調べたいのは、6月5日。月齢は14 ほとんど満月に近いという事が分かります。
なるほどー。これなら、今日だけじゃなくて、自分の生まれた日の月齢なんかもわかっちゃうのだね。。
そういう事!もちろん未来も分かるから、天体観測の日程を決めるのに最適なんだよ!
月齢早見盤 おまけ
ちなみ一発で月齢がわかる月齢早見盤の裏はこうなっています。
月面図でした!月面図を見ると、月面の地形って結構複雑なんだなあと感じます。
この月面図をみつつ、望遠鏡で観測するとまた違った月の姿が見えてきますよ!
まとめ
という事で、今回は、双眼鏡や望遠鏡を買って、最初に何を見るか!と言うテーマでお話しました。
なんとなく、身近過ぎてあまり注目されない月ですが、間違いなく宇宙に浮かんでいる天体です。
しかも、小さな望遠鏡でも良く見える!!
是非、お子さんと一緒に勉強して、楽しい月観察を行ってみてください!
その過程で、双眼鏡や望遠鏡の使い方にも慣れて、他の星も見ることが出来るようになります。
以上最後までお読みいただきありがとうございました。
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