こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回の記事は、2本のスマホアプリを1か月ほど使ってみたので、
感想をレポートするね!
今回レポートするのは、COVID-19 (新型コロナウイルス)の感染拡大を防止するという目的で作られた2本のアプリ
- 1本目は、厚生労働省がリリースしている政府公式アプリ「COCOA」
- もう1本は、19歳の学生さんが開発した、COCOAの機能を補完するアプリ「三密チェッカー」です。
ちなみにCOCOAは【COVID-19 Contact-Confirming Application】の頭文字を並べたものです。
3密チェッカーは19歳の学生さんが作ったアプリか。。。それはすごいね!!どんなアプリなんだろう。
しかも、ものすごい短期間で作り上げちゃったみたいだね。
初期バージョンでもかなり完成度が高かったのだけど、最近(2020年9月)にリリースされたバージョンはかなり精度が上がっているのだ。
このブログを書いている山猫は、この2つのアプリを比較的早い時期から使い込んできました。今回はこの2本のアプリを使った感想をレポートしていきたいと思います。
レポートするアプリの使用期間とバージョン情報
※ このレポートは、2020年9月24日に書いています。
なお、このブログを書いている山猫が使用しているのは、Androidスマホです。この記事を書いている2020年9月24日現在 三密チェッカーは、Android版のみのリリースとなっている点、注意が必要です。
作者はiOS版もリリースしたい!と言っているね。
接触確認アプリ「COCOA」
・使用開始:2020年7月21日 ~使用期間 65日間~
・使用Version:1.1.3
厚生労働省が開発している、接触確認アプリだね。
Android版、iOS版 ほぼ同じ物がリリースされているよ。
3密チェッカー
・使用開始:2020年8月29日 ~使用期間 27日間~
・使用Version:2.7
3密チェッカーは使用を開始してから、だいたい1か月って事か。
これだけ使えば、使用感はバッチリわかるんだけど、
実はちょっと問題もあってね・・・
それが、9月22日に行われたアップデート
Ver2.7へのアップデートだね!
どうやら2.7のアップデートで、密閉空間にいるかどうかの測定方法が変わったのだ。
これは進化なんだよね?
そうだね。今まで誤検出が多いなあと思っていたシチュエーションでも現実的な数字が出るようになったのだ。
ただ、アップデート前のデータと互換性が無くなってしまったという点に注意が必要だね。
アプリの概要
今回紹介するアプリがどんな機能があるか、簡単に説明するね!
今回紹介する二つのアプリは、ほとんどのスマホに実装されているBluetooth(ブルートゥース)と言う機能を使用しています。
Bluetooth(ブルートゥース)って何だろう?
近い距離でデータのやり取りをする規格なのだ。
普通は、ワイヤレスのスピーカーやヘッドホンとの通信に使ったりするよ。
COCOAにしても3密チェッカーにしても、このBluetooth(ブルートゥース)の機能を上手く使って、近くに人がいないかどうかを調べているのです。
接触確認アプリ「COCOA」の機能概要
このアプリはね、Bluetooth(ブルートゥース)の電波を使って、近くに、COCOAがインストールされたスマホがないか探しているのだ。
COCOAというアプリは、Bluetooth(ブルートゥース)を使って自分に割り当てられた識別番号を送信しています。
そして、他のスマホが発しているBluetooth(ブルートゥース)の電波にCOCOAの識別番号が載っていないか常に確認しているのです。
この識別番号は、全員違うので・・・
受信した識別番号を記録しておけば、誰のスマホとすれ違ったかがわかるのです。
そして、Bluetooth(ブルートゥース)の電波は、近いほど強いという特徴があるので、近くをすれ違った人は電波が強くて、遠くを通った人は、弱い電波という事になります。
つまりCOCOAは、
- 強いBluetooth(ブルートゥース)電波を受信 → 距離が近い!
- 長時間Bluetooth(ブルートゥース)電波を受信 → 密接している!
という二つの条件を満たした時に、この識別番号の人(正確にはスマホですが・・)と濃厚接触したと判断しているのです。
この条件は、だれかと長時間同じ場所にいたって事がわかるだけだよね。
あとはね。COVID-19の陽性判定が出た人が、自分のCOCOAに識別番号を打ち込むと、陽性者と濃厚接触した人にスマホに連絡が行くという仕掛けなのだ。
つまり、COCOAは、COVID-19に感染した人と、接触した事がありますよ!って事を教えてくれるアプリなのです。
なるほど!
つまりね。COCOAは、COVID-19に感染しちゃったかも、保健所に相談してね!って事を教えてくれるアプリなのだ。
三密チェッカー 機能概要
↑で紹介した「COCOA」は、過去2週間の間にCOVID-19に感染した人と密接接触したかどうかがわかるアプリなのに対して、
「三密チェッカー」は、どのくらい三密のリスクが大きい生活をしているかがわかるアプリなのです。
三密の状態が長いほど、感染リスクが高まるって事だよね。
そうそう。
このアプリは、あなたの生活はどのくらいリスクが高いのかを数値で表してくれるのだ。
3密チェッカーでわかるのは・・・
- 密閉(締め切った空間にいるか?)
- 密集(人が集まっていないか?)
- 密接(同じ人が長時間近くにいないか?)
- COCOAをインストールしたスマホの数
の4種類
最近流行りの、「3密」だね!
でも、どうやって調べているのかな?
基本的な原理は、厚労省がリリースしているCOCOAと同じ。
Bluetooth(ブルートゥース)の電波を出しているスマホの数と、受信した電波の強さで周りの状況を判断しています。
密閉した空間にいるかどうかは、Bluetooth(ブルートゥース)では分からないので、マイクや、GPSなどのデータを使っているみたいだね。
常にBluetooth(ブルートゥース)の電波を受信している関係で、COCOAアプリが出す識別番号も受信可能。
つまり、自分の周りにCOCOAをインストールしたスマホがどれくらいあるかも調べる事が出来るのです。
COCOAをインストールしたスマホの数自体は、それほど意味はないのだけど、、メリットは国民がどれくらい真面目に感染対策に取り組んでいるかがわかるって事かな。
COCOA & 3密チェッカーのレビュー
接触確認アプリ「COCOA」を使った感想
機能としては、何もすることが無いぐらい簡単。
ただ、スマホにインストールしておくだけで良いのだ。
定期的に、陽性者との接触を確認してね!っていう指示が出るから、アプリを起動して見るって使い方だね。
確認するときは、上の「陽性者との接触を確認する」ボタンをおすだけ・・・
問題なければ、↑の画面「陽性者との接触は確認されませんでした」
と表示されます。
すごくシンプルな造りなんだね。
国が作るソフトだから、プライバシーにものすごく配慮されているのだ。もし接触していたとしても、どこの誰と接触したのかはわからない仕組みなんだよ。
それは安心だね!
使っていて特にめんどくさい事もないし。。これで、COVID-19の感染が少しでも防げれば良いのではないかな?
ちなみに、2020年9月の段階で、COCOAをインストールしている人は、1700万人!
もちろん、もっと増えて欲しいけれど、これだけの人がインストールしていれば、役に立ちそうだなって気がするよ。
なんで、インストールしている人の数が重要なの?
COCOAの最大の弱点が・・・COCOAをインストールしているスマホ同士でしか、接触確認ができないという点。
だから、このアプリをインストールしている人が少ないと、有効な効果が出ないのです。
なるほどね!他に問題はないの?
もう一つの問題が、スマホの電池の減りが明らかに早くなるという点だよ。
実は、普段の生活で、スマホのBluetooth(ブルートゥース)機能を使っている人はあまり多くないのだ。
COCOAにしても3密チェッカーにしても、Bluetooth(ブルートゥース)を使うから、電池の減りがどうしても早くなってしまうのだ。
なるほどー。これは地味にイヤな問題かもね。
みんな、スマホの電池の持ちの悪さが気になっているからね。
「3密チェッカー」を使った感想
一言で言うとね。。
このアプリ、ほんとに若い学生さんが一人で作っちゃったの?
という出来栄えだったよ。
そして、バージョンアップ毎にどんどん使い勝手と精度が上がっているというのもこのアプリの特徴です。
実際に使ってみて出てきた不具合や改善点がどんどん修正されているって感じだね!
これは、3密チェッカーの測定結果。日毎の危険度がグラフ表示されています。
実は、このブログを書いている山猫は、平日はリモートワークをしている事が多く、危険度はかなり低いはずなのですが。。。
9月22日以前は、それなりにリスクが高いって表示されているね。
これは、3密のうちの密閉の影響が大きいのだ。テレワークで家にいるって事は、密閉空間にいる事が多いからね!
でも、一人で家にいるだけだったらリスクは高くないはずですよね!
このアプリ、9月22日のアップデートで、密閉の検出方法に手を入れたみたいです。
データの連続性と言う点ではマイナスだけど、
実体に近づくように調整していると考えれば正解だよね!
ちなみに、今日と昨日の状態は、ホーム画面に表示されています。
全然人とすれ違っていないね。
まだ、家から出てないからね。
以前、ショッピングモールに出かけた時は、バシバシすれ違い判定が出たから、きっちり測定はしているよ。
↑は、大型のショッピングモールに出かけた日の状況。それほど混んではいなかったのですが、かなり多くの人とすれ違っている事がわかります。
すれ違いは多いけど、密接は少ないんだね。
買い物の時は、うろうろしているから、同じ人と長時間同じ場所にいる可能性は低いのだろうね。
映画とか、劇場とかで測定すれば違う結果が出ると思うよ。
三密チェッカーの弱点はCOCOAと似ています。それは、他人のスマホが出しているBluetooth(ブルートゥース)の電波を頼りにしている所。
実は、Bluetooth(ブルートゥース)は、スマホの電池を消耗させるため、普段はOFFにしている人が多いのです。
COCOAをインストールしている人は、Bluetooth(ブルートゥース)もONにしてくれているけど、それ以外の人は、OFFにしている人多いんじゃないかな。
そもそも、スマホを持っていない人とすれ違っても、ずっとそばにいても、すれ違いにも、密接にもならないのです。
だから、すれ違った人や密接した人の人数を正確にカウント出来るアプリではないのだ。
あとは、確率の問題だからね。
それにCOCOAをインストールしている人が増えたら、3密チェッカーの値もかなり現実に近づいてくると思うよ!
実は3密チェッカーには、まだまだ便利機能があるよ。
どんな機能があるのかな?
なるほど!と思ったのが↓のオプション。誤検出を防ぐための工夫がいっぱいです。
- 特定のWifiに繋がっている時は測定しない(自宅などで測定しない様に設定可能)
- 特定の時間帯は測定しない(寝てる時間は測定しない方が電池の無駄になりません)
- 測定から除外するデバイスを設定。(複数のスマホを持ち歩く人は必須の機能)
特定のWifiの設定はね。以前のバージョンでは、1か所しか設定できなかったのだけど、最新バージョンはいくつも設定できるように変わったね。
設定のグラフィックも綺麗だし。
完成度高いなあ!!
COCOA 3密チェッカーをインストールしよう!
COCOAと、3密チェッカは以下のページでダウンロードできます!
COCOA ダウンロードページ
3密チェッカーダウンロードページ
まとめ
今回は、新型コロナウイルス(COVID-19)の対策用に作られた2本のアプリをご紹介しました。
COCOAと3密チェッカーは、両方とも新型コロナウイルス対策で作られたアプリではありますが、役割はだいぶ違います。
・COCOAは、陽性者と接触した事が確認できるアプリ
・3密チェッカーは、自分の普段の行動はどれくらいリスクがあるのかを数値化してくれるアプリ
3密チェッカーの測定結果は、時間ごとのグラフになって出てきますので、数値が高かった時間何をしていたかを思い出せば、リスクの高い行動は何か?という事がわかるようになっています。
COCOAは出来るだけたくさんの人がインストールしてくれた方が、役に立つアプリなんだよ。
とても良く出来たアプリだよ!
ちょっと電池を消費するのが弱点だけど・・・
でも入れておく価値は十分にあるのだ!!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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