(この記事の最終更新日は、2020年4月1日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回は、災害対策にかんする記事。
このブログでは「防災」に関する記事を沢山アップしているのですが、今回はちょっと毛色が違います。
今回のテーマは「避難所」かあ。
日本の場合、避難所は学校の体育館を使う事が多いよね!
そうそう。体育館の床に雑魚寝する光景をよく見るよね。
でも、体育館の床に雑魚寝は、世界的に見てもあまり良い避難所ではないのだ。。
そうなの?大変な時だから仕方がないのかと思ってた!
確かに、一晩くらいなら、みんなで雑魚寝という環境でも我慢できるかもしれない。
でも、長期間はきついよ!
そうだよね。。
いつもは家族だけでゆっくり寝てるのに、、避難所ではそうはいかないもんね。
避難所に贅沢は求めてはいけないけど、ある程度プライバシーが確保できて、簡易的なベットで眠れたら、体の具合を悪くする人だいぶ減ると思うんだ。
日本では、避難所は、体育館の床。
ビニールシートや段ボールを敷いて、雑魚寝が当たり前!
災害時なんだからしょうがない!と思っている人が多いのですが、、
国際的に見ても、日本の避難所の環境はあまりにもひどいという指摘が・・・
なんと発展途上国の難民キャンプ以下の環境だそうです。
でもそんな流れが少しずつ変わってきています。
今、避難所の環境を劇的に変える新しいアイテムが、少しずつ広がってきているのです!
今回の記事を読んだら、お住まいの地域の自治体に確認してみてください!
今回紹介するグッズは、個人でそろえるというよりも、避難所を運営する市町村(自治体)が揃えるべき物。
はっきり言って、自治体の関係者も、今回紹介するグッズを知らない人が多いし、もちろん住民も知らない。
知っていたら、災害前にしっかりと準備が出来る可能性があるわけです。
今回の記事を読んで、これは自分の街の避難所には準備されているのかしら?
と思ったら、ぜひ、お住まいの地域の自治体に確認してみてください。
一つでも多くの自治体で、避難所の環境が改善される事を願って記事を書き進めたいと思います。
体育館の中に、小さな部屋が。。ちょうど良いプライバシーを確保する、「ワンタッチパーテーション」
全国の避難所に急速に広がっているのが、このワンタッチパーテーション
ワンタッチで開閉できる、室内用のテントなのです。
普通のテントのように完全に回りと分断するのではなく、天井も一部はあいています。
でも、室内用のテントがあれば、周りの視線はかなり防ぐことが出来る!と言うのがポイント。
避難所の一番の問題が、「プライバシー」の問題。
普段、周りの視線を気にしなくても良い暮らしをしている私たちにとって、不特定多数の人に見られている(見られているように感じる)環境はものすごくストレスのかかる環境なのです。
このテントは、普段は非常にコンパクトに収納できるので、小さな倉庫を準備すれば大量に備蓄をすることが可能!
東日本大震災で長期間の避難を余儀なくされた自治体では、このテントがどんどん普及していますし、2019年の台風19号の被災時には、実際に各避難所で、このワンタッチパーテーションが活躍したそうです!
でも、こんな大きなテント。
組み立てるの大変そう!体育館中に敷き詰めるのはものすごく時間かかるんじゃない?
実はこのテント、大人が二人いればあっという間に組み立て出来るんだ!
論より証拠、組み立ての動画を見て見よう!
ホントだ―すごい簡単に開く・・・
あれ?この開き方どっかで見たことあるよ???
思い出した?おままごとに使う、「ままごとハウス」が大きくなったと思えばいいんだよ!
これなら、収納時はものすごくコンパクトになるし、柱を立てる必要もないので、展開も楽々!
室内で使う事を前提にすると、こんなアイデアがでてくるのか!というアイデア商品なのです!
床に雑魚寝は健康にも悪影響。。ダンボールで出来たベットが解決します!
体育館の床に雑魚寝は、床の冷たさが体に伝わるだけでなく、埃の問題もあります。
沢山の人が出入りする体育館はどうしても埃が舞ってしまう。。
床に近い所に寝ているとどうしても、大量の埃を吸い込んでしまうのです。
この問題を解決するのが、「ベット」
避難所にベットなんて・・・
そんなの無理じゃない?という常識に立ち向かったのが、
段ボールベット「暖段はこベッド」を開発した、Jパックスさん!
段ボールメーカーのJパックスさんが開発した、段ボールを使用したベット。
ダンボールって、紙だよね?段ボールでベットが作れるの?
紙と言っても段ボールは強度があるからね!
上手く組み合わせてあげれば、とっても強くて頑丈!
しかも適度な弾力性があるベットが出来上がるのだ!
東日本大震災で、沢山の人が避難所の寒さに苦労した経験をもとに開発されたこの暖段はこベット。
地面から離れることで、ものすごく快適になるそうです。
暖段はこベットを全国に送るための仕組みがあります
この、暖段はこベットを開発したのは、大阪府の段ボールメーカーですが、、
災害時に大阪から各地に段ボールベットを送るというのは無理があります。
交通がどうなっているかわからないですからね!
そこで、全国の段ボールメーカーと協力して、被災地に近い段ボール工場から、この暖段はこベットを送るシステムが作られているそうです。
そして、大事な事は、この段ボールベットが送られる避難所は、災害時の協定を結んだ自治体だけという事!
かなりの数の自治体が、協定を結んでいますが、すべてではありません!
今どの自治体が防災協定を結んでいるかは、以下のページで確認する事が出来ます!
(防災協定締結状況の地図を拡大すると、どの街と防災協定が結ばれているかが出てきます!)
もし、自分の住んでいる街が協定を結んでいなかったら・・・
ぜひ、自治体に確認してみてください!(他の手段を考えているかもしれませんからね!)
まとめ
今回は、防災回の中でもちょっと異色。
自分で購入する災害グッズではなく、出来れば自治体に準備してほしい、避難所用テントと暖ボールベットを紹介しました。
ただでさえ辛い、避難生活が少しでも希望を持てるようになるよう、避難所の環境を改善するのは重要だと山猫は考えています。
避難しているってだけですごいストレスだもんね!
避難所が快適だったらすごく嬉しいな!
そうだね!災害が起こった時に、少しでも気持ちが楽になるような対策が大事だと思うよ!
この記事を読んでくださっている、自治体の関係者の方々。
テントやベットを導入することで、避難所の収容人数が減ったり、資材を保管する倉庫を作ったり、難しい面もあると思いますが、避難所の環境を改善して、避難してきた人々が少しでも希望を持てるよう協力していただけたらと思います。
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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