(この記事の最終更新日は、2020年4月2日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
このブログでは、いろいろな角度から、「防災グッズ」を紹介しているのですが、、防災グッズや非常食って、大人向けに作られた物がほとんど。。。
でも・・・本当に大事なのに忘れやすいのが子育て中の防災グッズ。
特に小さな子どもたち(特に赤ちゃん)のための防災グッズなのです。。
赤ちゃんの時って、ミルク(母乳・粉ミルク)しか飲めないから、ちゃんと準備しておかないと大変なのだ。
粉ミルクを、哺乳瓶で飲ますのは、普段ならなんてことはないけど、災害時は大変な作業。
お湯を沸かしたり、哺乳瓶を殺菌したり、、避難所では難しい事ばかりなんだよ!
哺乳瓶、毎回煮沸消毒してくれてたんだよね。
確かに災害時は水も火も貴重だから、お湯を沸かすの、、大変そう!
幸い、山猫の子どもが、粉ミルクを飲んでいる時は、避難生活をすることが無かったので助かったのですが、実は、赤ちゃん用の「備え」は全くしていない状態でした。
せいぜい、粉ミルクの缶を、1缶余分に買っておくくらい。
粉ミルクがあっても、お湯が沸かせなかったり、哺乳瓶が殺菌出来なかったら、赤ちゃんに安全な粉ミルクを飲ませる事も出来ないという事に気が付いていなかったのです。
今考えたら、ものすごく危ない橋を渡っていたんだなあと思うよ。。
液体の赤ちゃん用ミルクがあることを知っていますか?
赤ちゃん用のミルクと言えば、「粉ミルク」。
キューブ状に固められたタイプもありますが、あれも粉を固めた物なので、粉ミルクと呼んで良いと思います。
日本では、他に選択肢が無かったので、当たり前だと思っていたのですが、、、
世界的に見ると、違う選択肢があることを知りました。
北海道地震で使われなかった「液体ミルク」
2018年9月に発生した「北海道胆振東部地震」。この地震の時にニュースで知ったのが
「フィンランド製の液体ミルクがほとんど使用されなかった」というニュース。
どうやら、道庁が今まで国内で使用実績がないため、使用しないでくれ!という通達をしたという話。
このニュースを聞いたとき、山猫も「液体ミルクってなんだろう?」って感じでしたね!
せっかく支援してくれたのにもったいないね!
現場は大混乱だったろうから仕方のない部分もあるよ!
逆に、このニュースで「液体ミルク」の存在を知ったという人。多かったと思うよ!
実は、北海道胆振東部地震が起こる前の月(2018年8月)に、日本国内で「液体ミルク」を製造、販売してよいと法律が改正されたのです。
日本国内のミルクメーカーも、液体ミルクの開発を始めた所だったのですが、2018年9月の段階では、日本製の液体ミルクは、販売されていなかったのです。
哺乳瓶にそそぐだけ!常温でも飲める「液体ミルク」
2018年の法律の改正を受けて、2019年に販売が開始されたのが、
グリコが発売した、アイクレオ 赤ちゃんミルク 125ml×12本入り 常温で飲める液体ミルク 【0ヵ月から】と、
明治乳業が発売した
明治 ほほえみ らくらくミルク 240ml 常温で飲める液体ミルク ×24本 [0か月]です。
アイクレオは、パック入り。明治ほほえみ らくらくミルクは、缶入りという違いはありますが、どちらも常温保存が可能で、そのまま飲める液体ミルクとなっています。
粉ミルクをとく「水」が要らない、液体ミルクは災害時の強い味方!
災害時に困るのが「水」の確保。特に、赤ちゃんに飲ませることが出来るような衛生的な水を確保するのがとても難しい。
平時では、ミルクを作るときは、
(2)哺乳瓶ごと、流水で冷やして、人肌に・・・
という工程が必要になるわけですが、、災害時はこのどちらも困難なのです。
液体ミルクは、缶やパックを開けて、哺乳瓶に注ぐだけ!
想像しただけで、これは簡単で便利!って思っちゃいますね!
でも、、温めないと、ミルクが冷たいのでは?
夏は、まだ良いかもしれないけれど、冬は液体ミルクがキンキンに冷えてしまいますよね。。
冷たいミルクを赤ちゃんに飲ませるわけにはいかないけれど、液体ミルクにお湯を足すわけにもいかないし、どうやって温めたら良いのでしょうか?
そこで、活躍するのが、「使い捨てカイロ」なのです。
使い捨てカイロで、人肌まで温めるのは難しいかもしれませんが、、事前にカイロで温めておくことにより、少しでも暖かいミルクを赤ちゃんに飲ませてあげられます。
災害時の難関!哺乳瓶の洗浄・消毒・・・
液体ミルクが販売されて良かった!これで、赤ちゃんのミルク問題は解決だね!
それが、そうとも言えない。
赤ちゃんが缶から直接飲めれば良いのだけど、そんな事出来ないよね。。
哺乳瓶を使わなきゃいけないんだ!
そっか。。。哺乳瓶を洗って、消毒しなきゃいけないんだ。これは難しいね。
そうなんだ。きれいに洗うのも難しいけど、消毒はもっと難しい。
ホントは、お湯を沸かせて煮沸したい所だけど、貴重なガスの火を煮沸に使うのはなあ。。。
実は、哺乳瓶の管理には、大量の「水」が必要な事が分かりました。。
哺乳瓶を洗う「水」は、節約しながら捻出しないと仕方がないのですが、、消毒は、薬剤を使うという方法があります。
病院で紹介されるのはこれですよね!
ミルトンという薬を、水に溶かして漬け込んでおけば消毒が完了するという優れもの。
普段から、薬を使っている人は、ちょっと多めに備蓄しておくと安心。
普段は、煮沸消毒しているよ!という方は、災害用に、液体ミルクと一緒に保管しておくのが安心ですね!
防災グッズなら【ディフェンドフューチャー】まとめ
今回は、赤ちゃんの防災対策。
災害時の液体ミルクの有用性と活用方法をお伝えしました。
ついつい大人目線で、防災グッズを選んでしまいますが・・・
実は、衛生面で大人よりもシビアな対応を求められる、赤ちゃんや子どもの防災グッズは、より注意深く選んであげる必要があるのです。
赤ちゃんが生まれたら、、赤ちゃんのための防災グッズにも目を向けてあげてください。
~今回ご紹介したアイテムはこちら~
※ 今回は災害対策用として、液体ミルクを紹介しましたが、この商品は、緊急用の商品ではなく、普段飲むためのミルクとして開発、販売された物。
お出かけ(旅行)の時など、粉ミルクが作りにくい時の強い味方になってくれますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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