(この記事の最終更新日は、2020年3月5日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
やってきました。年末年始の飲み会シーズン。。
楽しく飲むのは良いのですが、翌日までアルコールが残るのはきついですし、翌朝から車を運転しなければならない時は困ってしまいますよね!
今回の記事では、翌日にアルコールを残さないためには、どの程度の酒量でやめるべきなのか。整理してみたいと思います。
人間が処理できるアルコールの量
翌日まで、アルコールが残るかどうかを計算することは意外と簡単です。(ただし個人差が多いという面もありますので、あくまでも標準値という考え方ですが。。)
一般的には、体重1kg あたり 1時間で0.1gのアルコールを分解できると考えられています。
つまり、体重50kgの人なら、1時間で0.1g×50 = 5g のアルコールが分解できるという事になるのです。
なぜ、体重に比例して、分解速度が速くなるかと言うと、体重が多い人は、アルコールが溶ける血液の量が多い。。
つまり肝臓の大きさは血液の量が多くなるに比例して大きくなると考えられているからです。
ちょっと強引な気もしますが、医学的にはこの考え方が主流のようです。
アルコールが抜ける時間の計算方法
※ アルコールの消化時間にはおおきな個人差がありますので、以下の計算結果はあくまでも参考結果となります。
また、体質・体調・飲酒時間などを考慮していないことに注意してください。
STEP1 : 1時間に処理できるアルコール量を計算する。
体重(kg)×0.1g = 1時間に分解できるアルコール量(g)
例:体重50kg の人の場合 → 50(kg)×0.1g = 5g / 時間
STEP2: 飲んだアルコール(エタノール)量を計算する
アルコール度数(%) × 飲んだ量(ml) ÷100 × 0.8 (アルコールの比重) = 飲んだアルコール(エタノール量)(g)
例:度数15% の日本酒を 100ml 飲んだ場合 → 15×100 ÷ 100 × 0.8 = 12(g)
STEP3: 飲酒したアルコールが処理される時間を計算する。
飲んだアルコール量(g) ÷ 1時間に分解できるアルコール量(g) = 処理時間( 時間)
例:上のSTEP1~STEP2より算出
12(g) ÷ 5(g) = 2.4 時間 (2時間 24分)
度数15度(だいたい普通の日本酒の度数は15%くらい)の日本酒を、100ml (1合は180mlなので、半合よりちょっと多いくらい)を分解するのにかかる時間は、2時間24分という計算結果になりました!
100ml の日本酒と言えば、大した量ではありませよね。。
意外とアルコールの処理には時間がかかる事がわかります。
飲みすぎると、翌日もアルコールが残る可能性があります!
夜7:00にお酒を飲み始めて夜半に飲み終わり、翌朝7:00に自動車で出かけるという例で考えると・・・
アルコールを処理できる時間は、12時間という事になります。
(実際は、お酒を飲み始めてからのペースなどを考える必要がありますが、ここは単純に考えてみます。)
日本人の男性の標準体重 65kgで考えると、、
STEP1: 65(kg)×0.1(g) = 6.5g / 時間 1時間で処理できるアルコール量は6.5gですね。
今回は、12時間で処理できるアルコール量を知りたいので、ちょっと計算方法を変えてみます。
STEP1.5 : 12時間で処理できるアルコール量は、6.5g×12 = 78gこれが基準の量となります。
代表的なお酒のアルコール量を計算してみましょう。
ビール(アルコール度数5%とする)
500ml の缶ビールのアルコール量を計算してみましょう
5(%) × 500 ÷ 100 × 0.8 = 20g
12時間で処理できる500ml缶のビールの本数は、78÷20 = 約4本 となりました。
日本酒(アルコール度数15%とする)
180ml (1合)の日本酒のアルコール量を計算してみましょう
15(%) ×180 ÷ 100 ×0.8 = 21.6g
12時間で処理できる日本酒の量は、 78÷21.6 = 約3.5合
意外と処理できるアルコール量は少ないのだな!と思った人が多かったのでは?
気持ちよく飲んでいると、これぐらいの飲酒量になってしまう事はよくありますよね!
アルコールを処理出来る量は、1時間あたり何グラムと決まっていますので、寝てしまえば翌朝は必ずアルコールが抜けているという物ではありません。
翌日のことも考えて、飲酒量を調整することが大事だという事がわかりるのです!
お父さんが、朝になってもシャッキリしないのは、飲みすぎってことなんだね・・・
まとめ
今回は、お酒を翌日に残さない。アルコール飲料の飲み方についてお話しました。
今回取り上げた計算式は、あくまでも標準的なものです。体質や体調で、アルコールの処理能力は大きく変化しますから、自分の体調と相談し、無理のない飲酒を心がけましょう!
では、きょうはこのへんで!最後までお読みいただきありがとうございました!
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