(この記事の最終更新日は、2020年8月20日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日の話題は・・・500mlのペットボトルにつけるペットボトルカバー。
最近は100円ショップにも売っているこの商品。中を見るとアルミのシートに覆われています。
このアルミのシート(と断熱材?)がペットボトルの保温に役に立っていると、説明書には書かれていますが、、、
ホントに効果あるんですかね?
という事で、実際に売れ筋のペットボトルカバーを買って調べてみました。
忙しい人の為のまとめ!!
山猫が今回実験したのは、いろいろな所に売っている「トルネ」さんのペットボトルカバー
アマゾンでも沢山の種類が売られています。
この、ペットボトルカバー。ほんとに保冷、保温効果があるかと言うと・・・
実験の結果、予想以上に効果があることがわかりました!
冷たい飲み物は、長い間冷たく、暖かい飲み物は長い間暖かく、、
ペットボトルの飲料を買う習慣がある人は、ペットボトルカバー。絶対持っていた方がよいですよ!
500ml のペットボトル用カバーは「トルネ」さんの製品が価格と性能のバランスが取れていておすすめなのですが・・・
1.5L(1.5リットル)2L(2リットル)のペットボトル用の場合、様子が違ってきます。「トルネ」さんの製品もあるのですが、重量のある1.5L/2Lのペットボトルの場合、縫製が弱いなという印象。
トルネさんの製品よりちょっと高いのですが、耐久性がある、高木金属のボトルカバーをお勧めします。
ペットボトルカバーの保冷性能を詳しく知りたいかたは、ぜひ続きをご覧ください!
準備したのは、「トルネ」のペットボトルカバー
今回の実験に準備したのは・・・トルネという会社が販売しているペットボトルカバー
まさに超ベーシックな商品と言う感じ。
今回試験をするにあたって、なるべくよくあるものを・・・と考えたらこの商品になりました。
もうちょっと可愛いのが良かったな・・・
実は、トルネというメーカーは、いろいろな種類のペットボトルカバーを販売しています。
ムキー!動物柄のが良かったなあ!
まあまあ。今回は実験という事で。。
今度気に入ったのを買ってあげるよ!
ペットボトルカバーの中は、アルミのシートで覆われています。説明書を見ると、このアルミシートが保温、保冷の鍵を握っているとの事。
でも、こんな薄いシートにほんとに保冷、保温の効果があるのかな?
なんだ、保温能力も保冷能力も、説明書に書いてあるじゃん・・・
ホントは、ペットボトルカバーの保温、保冷効果を試すために、2本のペットボトル(500ml 中身は水道水)を冷やしておいたのですが・・・
よく見ると、ペットボトルカバー本体の説明書に、保冷の効果も保温の効果もぜーんぶ書いてありました。。。
保冷の効果
この実験は、室温35℃(かなり熱いですね・・・)の環境に2本のペットボトル(開始時はほぼ0℃)を置いたときの、水温の上り方を示したグラフ。
真夏に冷房をつけていなかったら、このぐらいの気温になりそうだよね。。。
当然、室温である35℃を超える事はないのですが、、注目点は、ボトルカバーに入れない場合の温度。
試験開始はほぼ「零度」だったのに、10分で、18℃ 30分で、25℃ ものすごい勢いで上がっているのが分かります。
25℃になると、かなりぬるくなった感じって事。
夏にペットボトルの飲料を買った場合は、30分くらいで飲み切らないと、ぬるくなってしまうってことですね!これは短い!!!
一方、ペットボトルカバーを使った場合は、、、1時間たっても15℃くらいと、まだまだ冷えている状態なのが分かります。
この結果を見ると、ペットボトルカバー。かなりいけてるのでは??と思ってしまいますね!
保温の効果
同じように保温の効果も試しています。開始時のお湯の温度は、50℃くらい。これは自動販売機のホット飲料の温度に近い温度です。
自販機のホット飲料の温度って、意外と低いんだね。。
そうだね。。これぐらいの温度で、ちょうど暖かい飲み物って事なんだろうね。
外気温は、秋冬に合わせて15℃に設定。
この場合でも、ペットボトルカバーの有り無しは歴然!
ペットボトルカバーが付いていない場合は、あっという間に温度が下がってぬるい飲み物になってしまうのですが・・・
ペットボトルカバーがついている方は、1時間たっても、40℃くらいと10℃ほどしか温度が落ちていない事が分かります。
保温の結果を見ても、やっぱりペットボトルカバーかなり使えるのでは?という印象。
ここまでちゃんと、計測値が書いてあると、もういいや!って気にもなるのですが、せっかくなので、メーカーが調べていない性能の試験をしてみる事・・・
ペットボトルを半分凍らして実験してみました!
夏に良くやるのが、ペットボトルを冷凍庫で冷やして、キンキンに凍らせて持っていくという方法。
冷蔵庫でいくら冷やしても、暑い炎天下に持ち出すと、ペットボトルはすぐにぬるくなってしまいます。
でも、ペットボトルを冷凍庫で凍らせるとだいぶ冷たさがキープできますよね?
この冷たさキープの時間が、ペットボトルカバーの有り無しでどれくらい変わるか調べてみました。
試験の方法は簡単。2本のペットボトル(半分解凍済み)を使って冷却性能の試験をしていきます。
では、さっそく実験の様子をレビューしていきたいと思います!
実験に必要な道具
まず必要なのが、凍らしたペットボトル2本。試験前に半分解凍したのは、
水の温度を測る専用の温度計を使いたかったから!
水に挿して温度を測るので、完全に凍っていると、測ることが出来ないのです!
この細い棒の先に温度計が内蔵されているのですね!
ちなみに、外気温はこの温度計で計測しています。
この温度計は、乾湿温度計と言って、湿度も測れる優れものなのですが、今回は、普通の温度計として使っています。
さて、実験道具はそろったのでそろそろ実験を始めていきます。
片側のペットボトルのみカバーを掛けて、時間の経過と共に温度がどう変化していくのかを観察しました。
ちなみに、最初の状態は、全体の1/3くらいが凍った状態。水温は当たり前ですが、0℃です!
実験結果まとめ!
ペットボトルカバー・・・効果あったのかな?
ちょっとは冷たいのが長持ちするといいな!
では早速、ペットボトルの水を半分くらい凍らせた状態で、始めた実験結果を見てみましょう!
外気温 | 32℃ | |
経過時間 | カバーあり | カバー無し |
0分 | 0℃ | 0℃ |
30分 | 0℃ | 10℃ |
60分 | 0℃ | 18℃ |
90分 | 0℃ | 21℃ |
120分 | 0℃ | 24℃ |
150分 | 0℃ | 26℃ |
180分 | 0℃ | 26℃ |
210分 | 2℃ | 28℃ |
240分 | 4℃ | 28℃ |
270分 | 7℃ | 28℃ |
300分 | 10℃ | 28℃ |
330分 | 13℃ | 29℃ |
360分 | 16℃ | 29℃ |
390分 | 18℃ | 29℃ |
420分 | 20℃ | 29℃ |
じゃじゃん。
ペットボトルカバーを付けた方は、180分(3時間)経っても、0℃のまま!!!!
こんなのあり???
グラフで見ても、差は一目瞭然! ボトルカバーを付けていないペットボトルの氷は、30℃以上の暑い外気によってあっという間に溶かされてしまって、どんどん水温が上がるという結果に・・・
一方、ボトルカバーありの場合は、ペットボトルの中の氷がかなり長い時間残るというのが分かりました。
この実験のポイントは、ペットボトルの水が半分凍っていた点。
実は、氷水の特徴として、ボトル内の氷が全部溶けてしまうまでは、0℃に近い温度をキープしてくれるのです。
つまり、ペットボトルカバーをしたボトルは、開始後3時間くらいはボトル内の氷が残っていた事になります。(確かに、氷が残っている感触がありました。)
もう一点、注目ポイントは、氷が全部溶けた後の温度の上がり方。ペットボトルカバー無しに比べて、温度の上がり方が緩やかなのがわかります!
一方、ボトルカバーをしていないペットボトルの氷は、みるみる溶けて実験開始30分後には、なくなっていたという結果に・・・
つまり今回の結論は???
・ペットボトルカバーの保冷効果は、「十分効果あり!!」
・ペットボトルを凍らせた状態でボトルカバーに入れれば、かなり長い時間冷たさをキープできる
まとめ
今回の結論は、
もちろん、ステンレス製の魔法瓶には性能面で劣るとは思いますが、自販機やコンビニで買ったペットボトルが長い時間、冷たさや温かさをキープできるのは嬉しいですよね!
以上今回は、「トルネ」さんのペットボトルカバーの紹介でした。
1.5リットル 2リットル用のペットボトルカバーは、高木金属製のカバーをお勧めします。
ペットボトルの飲み物を買うよ!と言う方は、ボトルカバーに入れる癖をつけておくことをお勧めします!
今回の実験では出さなかったけど、100円ショップの保冷バッグと、トルネさんの保冷バッグを比べた実験もやったんだ。
結果は、トルネさんの保冷バッグの方がかなり良かったのだ。
見た目はほとんど変わらないのに結果が違っておもしろかったよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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