この記事の最終更新日は2022年7月14日です。
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日は、星の話題だね!
星座早見盤に乗っていない、惑星や月の場所ってどうやったらわ
かるの?という疑問にお答えするね!
この記事の結論
・今日の惑星の見える方向(場所)が知りたいなら、国立天文台HPの「今日のほしぞら」が便利で見やすい。
そもそも、夜空に見えている星には、「恒星」と「惑星」と「衛星」の3種類があります。
「恒星」は、自らが光る星。(太陽も恒星です)めちゃめちゃ遠くにあるので、地球から見ると、いつも同じ場所にいるように見えます。
夜空に輝いている星のほとんどは、太陽と同じように、自分で「光」を出している星です。
そんな太陽みたいな星がたくさんあったら、眩しくてしょうがないのでは?と心配になってしまいますが、それは大丈夫。
なんでかと言うと、太陽以外の恒星は、ものすごく遠い所にあるからなのです。
遠いと暗くなるのかな?
懐中電灯の光は、目の前にあると眩しいけど、
離れた場所で光ってても、眩しくないでしょ!
そんな感じなんだよ。
ちなみに、太陽以外の恒星で地球に一番近い星は・・・
「ケンタウルス座のプロキシマ・ケンタウリ」と言う星。
一番近いのですが、太陽との距離は、4.2光年。。つまり光の速度で飛んで行っても、着くまでに4年以上かかってしまう。
そんなめちゃくちゃ遠くにある星なのです。
ねえねえ、じゃあ、光の速さで進むと、地球から太陽ってどれくらいかかるの?
約8分だよ!
地球から太陽まで8分で進んでしまう「光」でも。。。一番近い恒星まで4年以上かかってしまうのです。
実は、地球から遠く離れた恒星も移動しているのですが、あまりにも地球から遠い所にあるため、人間の目には動いていないように見えるのです。
「惑星」は、太陽の光を反射して輝いている星。水星や金星、火星・・・など、太陽の周りをまわっている星です。
太陽の周り回っているのが「惑星」
太陽から近い順に
・金星
・地球
・火星
・木星
・土星
・天王星
・海王星
の順番で並んでいます。
みんな太陽の周りをまわっているんだね!
そうなのだ。みんなバラバラに太陽の周りをまわっているので、
地球から見える方向が毎日変わるというわけなのだ!
「衛星」は、惑星の周りをまわっている星。地球の衛星は「月」です。
最後に紹介するのが「月」。
月は、地球の周りをまわっている「衛星」と呼ばれる星なのです。
なるほど!太陽の周りをまわるのが惑星
惑星の周りをまわるのが衛星
なんだね!
地球の衛星は「月」一つですが、別に衛星は一つと決まっているわけではありません。
木星には、4つの大きな衛星がありますよ!(今見つかっている木星の衛星の個数は79個!!)
月は、28日に一周、地球の周りをまわるので、当然見た目の移動速度が速いです。
1週間も経つと、全然違う所に見えるので、注意深く観察すると面白いですよ!
「恒星」は、ずっと遠くにある星なので、地球から見るといつも同じ場所にあるように見えます。でも、「惑星」や「衛星」は近くにあるので、どんどん移動していくというわけ。
まとめると・・・
・惑星は移動する。
・衛星も移動する。
つまり星座早見盤に書いてある星=移動しない星・・・すなわち「恒星」ってことだね!
でも、星って、季節によってみえる方向が違うよね。。
あれは動いているってことじゃないの?
ここで言う、移動とは、他の星との位置関係が変わるという事。
恒星がバラバラに動き始めたら、星座の形がどんどん変わっちゃいますが、そんな事はないですよね!
今日、木星や土星はどこに見えているのかな?今日の星空を知りたいのなら、国立天文台の「今日の星空」が使いやすい!
毎日位置の変わる、惑星や月は、星座早見盤には載せる事が出来ません。
でも、実は、子どもが星を見る場合は・・・恒星よりも「惑星」や「月」の方が人気があるのです!
双眼鏡や望遠鏡で見るのなら、
月のクレーターや
土星の輪。木星の縞は
外せないよね!
星座早見盤に載っていない、惑星や月の位置。実は、「国立天文台」のHPに、惑星や月の場所が分かる、便利機能があるのです。
国立天文台の「今日の星空」を使ってみよう!
↑は国立天文台の「暦計算室」↑
このページから、「今日のほしぞら」に移動しましょう。
なにやら、星がいろいろ載ってるね。
これは、2020年6月16日 20:00(PM8:00) 静岡県から南の方角を見たときの星空です。
星空の目印になる1等星と、惑星が描かれているのですが、、実はこの画面に描かれている惑星は、「水星」だけ。
なんでだ!
実は、この日の夜8:00に、静岡県で見えている惑星は、「水星」だけなのです。
じゃあ、他の惑星や月がどうしているのかと言うと、右側の画面に「月と惑星の状況」が書かれています。
ほんとだ。。水星以外は
「見えません」になってるよ。。
これだとつまらないので、時刻を少し進めてみましょう!
この図は、2020年6月17日の2:00の星空。↑で紹介した星空から6時間後ですね。
時刻を進めたり戻したりするのは、「設定」の2段目のボタンで出来るから試してみてね!
今度はいろいろな惑星が見えてる!
画面を見ると、南の方角に、木星と土星が・・南東の方角に火星と海王星。
そして、東の空に、天王星と月が登ってきているのが分かります。
なるほど!これで、今晩、どの惑星が何時ごろにどこにいるのか分かるって事だね!
そういう事!しかも、見ることが出来るのは今晩だけじゃないんだよ!
例えば、お盆休みに、長野に星を見に行こうと計画したとするよね!
その時、どんな星が見えているか一発でわかるのだ!
「今日のほしぞら」だけど、過去も未来の星空も表示できます!
例えばこれは、2020年8月15日 21:00 に長野県で見られる星空。
ちょうど南の高い所に木星と土星がいるね!
しかも、月は見えないから、木星と土星の観測にはピッタリって事がわかるのだ!
月がいたらダメなの?
月を見るならいいけど、他の星を見たいな!って時は、月の明るさが邪魔になっちゃうのだ。
まとめ
今回は、国立天文台が提供してくれている、「今日の星空」と言う機能を紹介しました。
子どもと一緒に、星空観察をしたいと思っている、お父さん、お母さんへ。
夜に思い立って、夜空を見上げても、見たい星がいるとは限りません。
せっかく望遠鏡を設置したのに、見たい星がいなかったらもったいないですよね!
だから・・・
事前の予習が大事なのです。
国立天文台が提供してくれている「今日の星空」
子どもと一緒に見ているだけで、星の動き方も理解できるとても素敵なサイトです。
是非ご利用くださいませ!
以上最後までお読みいただきありがとうございました。
~合わせて読みたい~
コメント