(この記事の最終更新日は、2020年3月12日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
この記事を書いているのは、2019年5月9日。。
この前まで寒いなーと思っていたのけれど、あっという間に季節は夏に向かっていますね。。
5月は、気温差が大きい月ですよね!突然暑い日があったり寒い日があったり。。
今日は、季節を先取りして熱中症予防の便利ツールをご紹介します。
※2019年8月31日追記。
今年の暑さのピークはようやく終わったかなという感じですね!
今年は梅雨明けが遅れて暑い期間は、2018年よりも短かったけれど、それでも暑い夏でした。。。
黒球温度計って知っていますか??
山猫は最近まで知らなかったのですが、、世の中には、黒球温度計なる物があるのです。
安藤計器 黒球温度計 Φ150mm黒球 ゴム栓 ヒモ CK-150
謎の黒くて丸い物体が浮いていますね。。
いったいこの黒い球で何を測れるかと言うと、、
地面などからの輻射熱を測ることができるそうです。(どうやら、黒い球体の中は中空になっているようですが詳細は説明を聞いてもよくわかりませんでした。。。)
とにかく、この黒球温度計(こっきゅうおんどけい)を使えば、地面から照り返してくる熱の量を測れるというわけです。
黒球温度計と普通の温度計を使う事で、熱中症の危険度がより正確にわかる!
熱中症の危険度を測る重要な指標は、「気温と湿度」
気温が高くて、湿度も高い状態は熱中症にかかりやすいから危険と言うわけです。
ドリテック 熱中症・インフルエンザ警告 温湿度計 O-311WT
家庭用の熱中症の危険度を表すメーターも、気温と湿度を参考にしています。
↑の商品の場合、温度計の針と湿度計の針が交わるポイントの色で、熱中症の危険度を表しています。
良ーく見て見ると、湿度が低い時は、熱中症の警戒レベルがガクンと下がっている事が分かりますね!なるほどなるほど。。
ちなみに・・・この温湿度計。
熱中症だけでなく、インフルエンザの予防に役に立つ優れものなのです。
確かに、室内ならとっても便利!!この温湿度計で熱中症やインフル予防で問題ないのですが、室外では問題がある場合があります。
それが、「日射」と「照り返し」です。
日差しが強い日に外を歩いている場合、草木が多い公園と、アスファルトの上だったらどちらが暑く感じますか??
多分、アスファルトの上の方が暑く感じると思います。
アスファルト自体が熱くなって、輻射熱が多く発生しているからなのです。
確かに、気温が同じでも、アスファルトの道路を歩いていると、照り返しがきつくて、より暑く感じるよね!
つまり、同じ気温、同じ湿度でも、周りの環境によって、熱中症の危険度が変わってくるというわけです。
でも、温度計、湿度計の組み合わせだけでは、輻射熱の影響を正確に測ることができない。。
そこで登場するのが、輻射熱を測ることが出来る「黒球温度計」というわけです。
WBGTについて
WBGTとは暑さの厳しさの程度を示す暑熱指数であり、暑さ指数とも言われています。
気温と湿度だけでなく、黒球温度(輻射熱)の値を使って計算します。
計算式を載せても、フーンという感じですが、何かの役に立つかもしれないので一応記載しておきます。
単位は (度)
【屋外で日射のある場合】
0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
【室内で日射のない場合】
0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
なぜ、この割合なのか?は山猫にはよくわかりません。。
きっと科学的に意味があるはずなのですが、まあ一般人はこんな測定方法があるよ!
という事だけ覚えておけばよいと思います。
確かに、黒球温度計は、熱中症予防の役に立ちそうな気がするが、大きすぎないか?
気象台が使うような、正式な黒球温度計は、かなり大きくて、普段持ち歩くことは出来ない大きさ。。
しかも、熱中症予防に使うのだったら、黒球温度計の他に、普通の温度計と湿度計も合わせて持ち歩かなくてはいけないのです。。。
これは・・・無理ですよね。
でも実はいい商品が出ているのです!
タニタから発売されている、携帯型の熱中症指数計は、黒球付き!
体重計や温度計などいろいろな計測器を作っているのが、「タニタ」さん。
かなり有名な企業ですので、知っているという方は多いと思います。(家の体重計もタニタ製が多いですよね。。)
そんな、計測器メーカーのタニタが開発している、熱中症指数計には、なんと、「黒球」が付いているのです!
タニタさんが発売している、黒球つき熱中症指数計をレビューします。
WBGTが測れる携帯型の熱中症指数計です。現在の温度、湿度、WBGTの値が液晶に表示され、熱中症の危険度が高まるとアラームが鳴る仕掛け。
輻射熱を測定するために、腰のあたりにぶら下げて使用するのが良いと説明書に書いてあります。なるほどなるほど。。
吊り下げ用のアタッチメントも付いているし、カラビナも付いているので、取り付けで苦労するという事はないと思います。
大きさは、幅×奥行×高さ:58×36×108mm。
黒球が付いている分、頭が少し大きいですがそれでも、高さは10cm程度。つけていてすごく邪魔というわけではありません。
ちなみに、温度や湿度情報は表示しない簡略バージョンの商品もあります。
タニタ 温湿度計 熱中症 ゴールド TC-200 GD 乳幼児や高齢者の熱中症対策に
温度表示を止めて、警告のレベルだけを表示するバージョンです。
表示の種類は5種類。
表示の説明を製品の説明書より引用します。
【レベル1】WBGT:21度未満
ほぼ安全な状態。ただし体調や個人差により熱中症のリスクがあるので気を付ける
【レベル2・注意レベル】WBGT:21度以上25度未満
一般的に危険性は少ないが激しい運動や重労働には発生する危険性がある
【レベル3・警戒レベル】WBGT:25度以上28度未満
運動や激しい作業をする際には定期的に十分に休息を取り入れる
【レベル4・厳重警戒レベル】WBGT:28度以上31度未満
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する
【レベル5・危険レベル】WBGT:31度以上
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」準拠
※WBGTに応じて表示されるが、WBGTの値は表示されない
製品説明書より引用
個人的には、数値が出てくれる方がありがたいのですが、結果だけ表示してくれれば十分という人も多いという事なのですね。
この商品、たまにアマゾンでものすごく安く売られているので、とりあえず、黒球がついた熱中症予防計が欲しいという方は、チェックしてみると良いと思いますよ!
タニタ 温湿度計 熱中症 ゴールド TC-200 GD 乳幼児や高齢者の熱中症対策に
まとめ
今回は、来るべき夏に備えて、熱中症予防グッズをご紹介しました。
特に、子どもたちを引率する、先生がたや、部活の指導をする先生。
それ以外にも、大勢の方を引率する方には必須アイテムだと思います。
それ以外にも、小さなお子さんがいるご家庭は、一つ持っていると安心ですよ。
ベビーカーに括り付けておくと、子どもの熱中症の危険度の指針になりますよ!
~今回の記事でご紹介した商品はこちら~
実験室用の、黒球温度計。。まあいらないですよね。。
室内で使うのならこのタイプが良いですよ!夏も冬も使えます。
計測器で有名なタニタから発売されている、黒球式熱中症指数計です。
年々、暑くなる夏。「黒球温度計」は熱中症対策の必需品!!
特に、高齢者や子どもがいるご家庭や施設。学校など、多くの人を預かっている施設では、絶対に持っていた方が良いと山猫は考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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