(この記事の最終更新日は、2020年4月17日です。)
こんにちは!山猫の雑記ブログ管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
このブログでは、今までも「照明」についていろいろと記事を書いてきましたが。。
今回は、基本に立ち返って部屋の照明の「明るさ(照度)」を考える回です。
そうそう!電球を選ぶ時に良くわからない言葉があるの!
40W相当とか、ルーメンとか、ルクスとかいろいろ書いてあるんだけど、何が何だか・・・
山猫さん。説明して!
確かに、LED電球が出始めたころから、いろいろな言葉が増えて難しくなったよね。。
以前は、40W球とか、100W球とかで大体話は終わってたんだけど、、
という事で、今回は、電球の明るさの単位を、まとめる回となります!
白熱電球しかない時代は簡単!40Wとか60Wとか、消費電力で選んでました。
最初に家庭に普及したランプは、皆さんご存知の白熱電球!
ひと昔前はどこにでもあった白熱電球ですが、、
いつの間にか電球型蛍光灯や、LED電球に置き換わってほとんど見なくなっちゃいましたね。。
さて、白熱電球を選ぶ時には何を基準にしてましたっけ?
W(ワット)って言うのを見てたわ!
数字が大きい方が明るい電球って事だったね!
そうそう。20W~100Wくらいまで売ってたよね!
なんとなく白熱球の明るさは、(Wワット)という単位で表すみたいな気がするけど・・・
これは、どれくらい電気を消費するか!って単位なんだ!
たくさん電気を使う電球の方が明るいって事ね!
白熱電球の選び方は、とっても単純。白熱電球は、消費電力が上がると明るく光ります。
だから、「広い部屋には、W数の大きい電球」。「狭い部屋にはW数の少ない電球」。と使い分けていたわけです。
もちろんW数の小さな電球をいっぱい使っても問題ないよ!
言い換えると、、白熱電球を買う時に参考にする(W ワット)は、白熱電球が出す光の量を表していたのです!
急にわからなくなった。。光の量って何?
W数の少ない電球は、電球から出てくる光が少なくて、W数の多い電球は、電球から出てくる光が多いって事だよ!
電球を直接眺めると(明るいから直視はやめた方がいいよ!)W数の多い電球の方が、眩しいのだ!
まあ、なんというか当たり前だよね。。
この、電球から出てくる「光の量」を表す単位が「ルーメン = lm」なのです。
でも、昔はルーメンなんて言わなかったわよ!
世の中に白熱電球しかなかった時代は、(W=ワット)で通じたから、他の単位はいらなかったんだよ!
各社同じような白熱電球しか作っていなかった時代は、新しい単位を使う必要はなかったって事ですね。
ちなみにルーメンという単位は、1946年から使われているとっても歴史のある単位なのです。。。
じゃあ、白熱電球の明るさをルーメンで表したらどうなるの?
白熱電球(60W)は、約800ルーメン(lm)!
ちなみに、(40W)の白熱電球は、約500ルーメン(lm)なんだ。
なるほど!白熱電球の明るさもルーメンで表せるんだね!
混乱の極み「ルーメン(lm=全光束)」と「ルクス(lx=照度)」を理解しよう!
さて、光の強さを表す単位で「ルクス(lx )」と言う単位があります。
これは聞いた事ある! 勉強するときは、500ルクス以上がいいって聞いたことあるよ!
でも、ルクスを明るさを表している気がするけど、ルーメンとの違いは何だろう?
両方とも、照明の明るさに関係しているルーメンと、ルクス。
この二つの単位の違いを説明しましょう!
上の図に、ルーメンとルクスと書かれているね!これでわかるかな?
これじゃわかんないよ!
簡単に言うと・・・
ルーメン:照明から出る光の量を表す
ルクス:光に照らされた場所(この場合は机)の明るさを表す
うーん。同じこと言ってる気がする。
だって照明が明るい(ルーメンが多い)と、机もその分明るくなるよね!
だから、光の量が大きくなる(ルーメンの数値が大きくなる)= 机の上が明るくなる
じゃないの?
良ーく考えてみましょう。確かに、スタンドの照明を明るくすれば、その分、机も明るくなりそうですが・・・
それは、照明と机との距離が変わらない時だけですよね!
そっか。。照明が同じように光っても、机から離していくと、机はだんだん暗くなるね。。
と言うわけで、ルーメンとルクスは同じ「光」に関する単位だけど、使い方が違う事が分かりました。
どのように使い分けるかと言うと・・・
ルーメン:照明の性能(明るさ)を表すのに便利な単位・・・「この照明は1000ルーメン(lm)だ!すごいだろ!」というような使い方をします
ルクス:この作業にはこのくらいの明るさが必要だよ!という基準を示すのに使いやすい単位です・・・「勉強をするときは、500ルクス以上の明るさが理想だよ!」
なんとなく、ルーメンとルクスの使い分けが分かった気がするよ。
ちなみに、ルーメンとルクスの関係は以下の式で表すことが出来ますよ(まあ知らなくてもいいのですが。。)
lx = lm/m2 (ルクス = ルーメン/平方メートル)
まとめ
今回は、LED電球や、LEDのライトを使おう・買おうとしたときに必ず問題になって、訳が分からなくなる、ルーメンとルクスについてお話しました。
ただ、最近どうも「ルーメン」という言葉に話が要ってしまう事が多くて。。。
実際の部屋や机の明るさを示す「ルクス」が出てこなくなってしまいました。
なんでかという事を考えてみたのですが・・・
xx ルクスという言葉は、LED電球の説明書に書くことが出来ないからだ!という事に気が付きました。
だって、照明からの距離と照明の照射する角度で、明るさ(ルクス)は変わっちゃいますからね!
実際どのくらいの明るさなのか、機械で測らないとわからないしね!
次回は、照明の照度(明るさ)を正しく測る!
便利な照度計と照度計アプリをご紹介する予定です。→ いろいろ試してみたのですが、明るさを測れるアプリはかなり癖があることが分かりました。。。
照度を測る機械がかなり安くなってきているので、照度計を紹介する記事になりそうです。。
お楽しみに!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
~合わせて読みたい~
コメント